とまとの成る木

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2017年 02月 05日

フォカッチャ

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イタリアでは20年ほど前から取り入れられた大学の定員制、つまりそれ以前は私立のエリート校以外は大学受験が無かった。

現在、国立大で入学試験が実施されているのはそれでも一部の学部のみで、医学部、歯科医学部、薬学部、獣医学部、教育学部、そしてなぜか建築学部。

医学関係はそれなりのレベルが必要なのはわかるし、教育学部も将来を担う子供達の教育に関わる、教員の待遇はどうなのか、と言う話は別として、そう考えるとそれなりの責任があるわけだからわかるが、法学部や農学部、理学部などを差し置いて建築学部に受験が取り入れられているのは、定員制じゃなかった頃、何学部か決めかねているけどとりあえすどこかに籍をおいておきたい、と言う理由で入学手続きをする人が多かったから、と言うことらしい。日本のかつての法学部に似ている。

そもそも日本の建築学科と比べて大きな違いは、建築学部が理工系ではないというところ。もっとも数学がよくできるのであれば、入学した後の構造学や幾何学などの授業に役に立つのだが、もっぱら歴史や文学が中心で、定員制が取り入れられた後の入試でも、数学や物理学の問題はごく僅かである。...こう書くと日本人の感覚からすると意味不明であるが、入試問題はIQテストのように決められた時間内に100問だか120問だか、マークシートで答えて終わり。それが受ける学部によって、数学や化学の設問が多かったり、より歴史に重点をおいていたりするのである。

この試験方式は有名私学でも同じで、問題によってはとんちクイズのようなものもあるが、学校のお勉強だけできても機転が利かなければ入学できないというわけ。


フォカッチャ
材料
A
500g マニトバ粉
250g 柔らかく茹でてマッシュしたジャガイモ
小1 砂糖
大1 塩
30cc エクストラバージンオリーブオイル
適量 生イースト又はドライイースト
B
300g プチトマト
2-3摘み 粗塩
100cc エクストラバージンオリーブオイル
50cc ぬるま湯
2-3摘み オレガノ

作り方
1. Aの材料にぬるま湯を足しながら捏ね、パン生地程度の硬さになって滑らかになったら丸めて深めのボールに入れてラップをし、暖かいところで3倍に膨れるまで発酵させる。
2. 直径30cmの天板にBのオリーブオイルを半分敷き、両手をオイルで濡らして生地を伸ばし、さらに1時間発酵。
3. 横に半分に切ったプチトマトを切り口を下にして4-5cm間隔でのせ、ぬるま湯を手に取ってふりかけ、粗塩をふってオレガノを散らし、250度のオーブンで30-40分、表面が濃いめのキツネ色になるまで焼く。
4. 焼きあがったら木のまな板の上にひっくり返して粗熱を取る。



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# by Tomato-no-naru-ki | 2017-02-05 23:59
2015年 12月 14日

カントゥッチ ー cantucci ー ビスコッティ

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しゃっくりが止まらない時にこうすると止まるらしい。

1) コップに冷たい水を入れ、
2) 反対側(向こう側)の縁に口を当てて
3) つまり頭を逆さにして飲む

こんなのできたら特技。


カントゥッチ
材料

薄力粉 500g
全卵4個、卵黄1個
グラニュー糖 280g
薄皮付きアーモンド 500g
バター 190g
ベーキングパウダー 16g
レモンの皮の削ったの 1個分

卵とアーモンド以外の材料を均一になるまで混ぜて、溶き卵とトーストして冷ましたアーモンドを加えて捏ねずに生地をまとめたら直径3cmぐらいの棒状にして溶き卵の器に牛乳大さじ2-3杯(分量外)を混ぜて表面に塗り、190ºcのオーブンで20分。熱いうちに斜めに1.5cm厚に切って切り口を上にして150ºcで30分。

アーモンドの代わりにヘーゼルナッツやビターチョコを練り込んだものも最近出回ってます。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2015-12-14 01:45 | そんなアホな。
2015年 12月 11日

ガトーショコラ

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「イタリア人はおしゃべりだ」
とはよく言われることだが、聞いていて楽しい、音楽の様な喋り方をするのと、単に耳障りなのとがある。

前者は主に自分の友人などで自分も参加できる場合、後者は、たった今私の隣で起こっている様に、電車の中などで赤の他人が彼の同行者に喋っている場合などである。
後者のとても迷惑なケースは大概一人で息もつかずに喋りまくって相手が相槌を打っているだけの状態で、周りの人間がどう思っていようが御構い無しに喋り続けるのである。そういう人は単に沈黙を嫌う人が多く、話が途切れるとそわそわしだすかトイレに立つか。話の内容も大したことを言っていることはないので、聞いていてもほんっと面白くない。

車内サービスでドリンクをリクエストする。
「お飲み物はいかがですか、コーヒー、紅茶、ジュース、ミネラルウォーター。」
"あー、あなた、私アメリカンコーヒーってわかんないわ、だいたい薄めてあってコーヒーって呼ぶこと自体変なのよねー、それにそもそもコーヒってのはさぁ.... あ、私、エスプレッソお願いね、リストレットで。 それでねー、どこだったかしらぁ、そうそう、コーヒーってのはねぇ、....."

そこで私の番。「アメリカンコーヒーください」
車内の奥の方から拍手された。

静けさが戻った。



ガトーショコラ(24cm)
材料
A
卵黄4個
ココアパウダー 75g
溶かしバターまたは落花生油 150g
薄力粉 大さじ2
B
卵白4個
塩 1つまみ
砂糖 200g

Aの材料を均一に練り混ぜ、Bでしっかりメレンゲを作り、Aに混ぜてオーブンシートを敷いた型で180ºcで40分。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2015-12-11 18:01 | つぶやき
2015年 12月 11日

ガトーショコラ


「イタリア人はおしゃべりだ」
とはよく言われることだが、聞いていて楽しい、音楽の様な喋り方をするのと、単に耳障りなのとがある。

前者は主に自分の友人などで自分も参加できる場合、後者は、たった今私の隣で起こっている様に、電車の中などで赤の他人が彼の同行者に喋っている場合などである。
後者のとても迷惑なケースは大概一人で息もつかずに喋りまくって相手が相槌を打っているだけの状態で、周りの人間がどう思っていようが御構い無しに喋り続けるのである。そういう人は単に沈黙を嫌う人が多く、話が途切れるとそわそわしだすかトイレに立つか。話の内容も大したことを言っていることはないので、聞いていてもほんっと面白くない。

車内サービスでドリンクをリクエストする。
「お飲み物はいかがですか、コーヒー、紅茶、ジュース、ミネラルウォーター。」
"あー、あなた、私アメリカンコーヒーってわかんないわ、だいたい薄めてあってコーヒーって呼ぶこと自体変なのよねー、それにそもそもコーヒってのはさぁ.... あ、私、エスプレッソお願いね、リストレットで。 それでねー、どこだったかしらぁ、そうそう、コーヒーってのはねぇ、....."

そこで私の番。「アメリカンコーヒーください」
車内の奥の方から拍手された。

静けさが戻った。


ガトーショコラ(24cm)
材料
卵黄4個
ココアパウダー 75g
溶かしバターまたは落花生油 150g
薄力粉 大さじ2
B
卵白4個
塩 1つまみ
砂糖 200g

Aの材料を均一に練り混ぜ、Bでしっかりメレンゲを作り、Aに混ぜてオーブンシートを敷いた型で180ºcで40分。


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# by Tomato-no-naru-ki | 2015-12-11 16:50 | つぶやき
2014年 03月 03日

グリーチャ

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最近、マーガリンが叩かれている。

イタリアに来て20余年になる。最初の頃は、何もかも新しく、朝起きて服を着替えてバールで近所のおじさんたちのおしゃべりを見ながら朝ごはん、というのが嬉しかったので、何の問題もなく数ヶ月が過ぎた。やがて間借り生活からシェアハウスに移り、キッチンが自由に使えるようになると、日本で慣れていたトーストにコーヒーの朝食がたまにしたくなり、スーパーへ そのための買い物に行った。

日本では普通にどこのスーパーでもコンビニでも、ごく普通に朝食用のパンがとても重要な存在感で売られている。ところがこの国では、以前にも書いたが朝食にパンが食されることは珍しく、あくまで食事の付け足しであるから、普通に町のパン屋で売ってるパンは、パスタや肉料理のソースを掃除する役目を担うために、日本のいわゆるバゲットを大きくしてどっしり、しっかり焼いたもので、日本のふんわり食パンにはほど遠い代物である。ここ数年、やっとおしゃれなパン屋がぼちぼち出てきて、北欧系の黒パンだとか、型入りパンと呼ばれる、いわゆる食パンに似たものが出回り出したが、当時は食パンに似たものといえば、スーパーの、カナッペ用に売っている、10cm四方のパサパサ、塩は効いてるが味無し、しかも6-7mmに切ってあってとても便利な(?)ものしか売ってなかった。それでもムリヤリカゴに入れ、乳製品のコーナーへ。
色々なメーカーのバターが並んでいたが、マーガリンは数少なく、確か1ー2種類だった記憶がある。そのうちの一つをつかんでジャムを2種類選んで、支払いを済ませて家に帰った。
翌朝、トースターが無いのでフライパンで無理やりパンを焼き、マーガリンを塗ってジャムをつけて食べた。とても臭くて食べられたもんじゃなかった。

仕事場で同僚に話すと、「マーガリンなんてそんな体に悪いもの、なんでわざわざ買ったの?」と言われた。 確かに植物性だけど、植物性油ってのは、自然界には固形では存在しないんだよ、それをいろいろ混ぜて長い工程を経て やっと固くなるんだよ、と。彼らは実際に何が入っていてどういう過程で、ということは説明できなかったが、それを知らなくても納得できる原理である。 そう言えば、確かに植物性の生クリーム、というのも売ってなかった。
当然、その後は晴れてバターを好きなだけ食べるようになったのは言うまでもない。

くり返すようだが、20年以上前の話である。


材料 4人分
スパゲティ (太め) 360g
ベーコン (スモークでないもの) 8枚
ペコリーノチーズすりおろし 大さじ山盛り4杯
黒胡椒 少々

作り方
1. フライパンにベーコンを並べて火にかけ、中〜弱火でジクジク焼き、カリカリになったら取り出して新聞紙の上などで油を切る。出た油はそのままフライパンにとっておく。
2. 麺を茹でる。塩加減は海水程度。
3. 大きめのボウルにチーズを入れ、少しずつ茹で汁を加えながらクリーム状にする。この時、湯を一気に加えるとチーズが溶けて、冷めると固まってしまうので、あくまでも慎重に。黒胡椒を多めに加える。
4. 茹で上がりの1分前にマグ1杯分の茹で汁をとっておいて1を再度火にかけ、パスタをザルに開けて湯を切る。
5. ザルを振ってフゥフゥ吹いて粗熱を取ったら3に加え、スープ用のスプーン2本を使って底から豪快に混ぜる。好みでベーコンから出た油を加える。少しづつマグにとっておいた茹で汁を加えて、クリーミィに仕上げ、かりかりベーコンを加えて更に混ぜて皿に取り分ける。
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# by tomato-no-naru-ki | 2014-03-03 01:26 | 食習慣の違い
2013年 03月 19日

カッスール、ライト版

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今日は父の日。

イタリアには毎日それぞれ聖人が定められていて、例えばその中でも重要な日である12月8日は、無原罪の聖マリア(イエスキリストの母、聖母マリア)の日で、この日から待降節、つまりキリストの誕生を待つクリスマスの準備期間が始まります。

そして今日は聖ジュゼッペ=日本ではヨゼフと呼ばれているイエスキリストの父ちゃんの日です。聖ジュゼッペの日は、一年のうち他にも幾つかあって、でもそのジュゼッペ全員、同一人物ではなく、それぞれ違う聖人の日ですが、今日、3月19日は聖母マリアの旦那でもある聖ジュゼッペ、つまり救世主の育ての親=偉大な父、という意味で、それを祀るべく、父の日なのです。日本の父の日と日が違いますが、どっちが本当の父の日か、と聞かれてこういう説明をされると、とても説得力がありますね。

話がとても宗教じみてしまいましたが、この父の日にちなんだお菓子で、この時期にしか出回らないものがあります。日本でも、春分、秋分、お月見、ひな祭りやこどもの日にちなんだお菓子があるように、イタリアでも祝日や記念日とお菓子の結びつきは非常に強く、逆にお菓子屋のウィンドウに並ぶ季節のお菓子を見て、「あー、もうすぐOOの時期だな、」と感じることも少なくありません。

この父の日のお菓子とは、その名も聖ジュゼッペのシュークリーム、と言い、揚げシューにカスタードクリームがいっぱい詰まっている、というシンプルなものですが、食べるのに大変苦労します。また、店によってクリームの味が違い、仕事場などでは競ってそれぞれオススメのお菓子屋の聖ジュゼッペのシュークリームを持ち寄って味比べをします。日本で、時期ごとに街角のショーウィンドーが変わり、例えば、クリスマスが終わった次の日は正月仕様、正月が開けると節分、ひな祭り、端午の節句…、というように、途切れなく模様替えをしますね。イタリアの場合、それがお菓子でつながっています。クリスマス、カーニバル、聖ジュゼッペ、イースター。ところがイースターが過ぎると、9月ぐらい迄途切れて、特にこれと言って季節感を感じさせられるお菓子はありません。リコッタチーズやクリームが暑すぎて使えない、という要因もあるのでしょうか。

また、6月10日で学校が夏休みになるため、この頃から期末試験期間に入り、イースターが過ぎると、ますます一年が終わったような気分になります。


カッスール、ライト版
北イタリア、ロンバルディア地方の郷土料理、カッスール、参考までにイタリア語ですがオリジナルレシピ:
http://www.cuochibrianza.it/site/images/stories/file/ct003_cazzla.pdf

材料
豚モモ、スネ肉、できれば骨つき なければぶつ切り 1kg
キャベツ 中1個 乱切り
ポロ葱、または長ネギの白い部分 2ー3本 乱切り
フェンネルリーフ、または八角 少々
塩 胡椒

作り方
1. 厚手の鍋に野菜の半量を入れ、水をひたひたに入れ、肉を均一に並べてフェンネルを加え、残りの野菜でかぶせて中火にかけ、沸騰したらアクを取り除いて落とし蓋と蓋をしてごく弱火で3時間煮込む。
2. 常温で冷まし、さらに冷蔵庫で落し蓋をしたまま一晩冷やし、固まった脂肪分を取り除いたら火にかけ、塩胡椒で味を整える。

晩御飯の支度をしている合間に仕込んで煮込んで、寝る前に火を止め、次の日の朝に冷蔵庫にほりこんでおけば、その日の晩御飯はご飯を炊くだけ。さらに余ったら、ホールトマトとナツメグを加えて30分ほど煮込むか、カレーにでも。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2013-03-19 08:00 | 生活習慣
2012年 11月 01日

焼き豚

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Lista Nozze ー リスタ・ノッツェ という言葉がある。Listaはリスト、Nozzeは婚礼、つまり「婚礼リスト」である。

日本の結納のような習慣は無く、両者の金銭的地位が大体同じの場合、大雑把に言って、男性が恋人に求婚する際、教会で婚約式を行い、女性の家族が婚礼の準備 ー 日本で言う着物一式が詰まった箪笥の用意(実際は手縫いのイニシャル入りのシーツ、タオル類一式)、式の資金などを一斉受け持つ。男性の家族はと言うと、新居の提供である。そして結婚式に招待された人達は、現金を贈る、という習慣が無いので、お金と同じ、もしくはそれ以上に値打ちの上下が少ない貴金属、つまり銀製品をプレゼントする。近年、結婚以前に同居する例が増え、婚前交渉なんて言葉は既に死語になっているし、女性自身にそれなりの収入がある場合がほとんどで、しかも息子が結婚する時に持ち家をプレゼントできるような家庭はごく少数派になってきているので、元々のこの習慣が変化しつつある。

ところで冒頭のリスタ・ノッツェという習慣、この伝統とは全く無関係なもので、とある食器屋が始めた商戦の一つだそうである。

その昔、イタリアで結婚して新居を構える時には、家に、メイドもくっついてきたもので、当然送られた銀製品はいつでもそのメイドによってピカピカに磨かれ、リビングの隅にグラッパやアマーロなどのボトルと共に綺麗に飾られていた。19歳で結婚した私の姑などはまだその世代なので、そう遠くない昔のことである。しかし、最近の若いカップルの新居に、メイドなど雇える人は少なく、また、銀食器など、食器洗い機にも入れられないし、狭いアパートメントでは飾っておくような場所もなく、かえってやっかいなしろもの。それと共に60年代のイタリアデザインブームにのって、ステンレス製の食器やテーブルアクセサリーが好まれるようになる。

先にも書いたが、現金を送る習慣がないため、結婚のプレゼントは品物でする。ところが送ったものが新郎新婦の好みに合わないことは当然で、でも贈られた方は返品するわけにもいかず..。

そこで編み出されたのがこのリスタ・ノッツェ、である。

結婚を決めたら、若いカップルは食器やテーブルウェアなどを売る店に出向き、新生活に必要なもの、欲しいものをリストアップする。皿一式、ナイフ、フォーク、鍋、テーブルクロス、家電、オーディオ機器、はたまた新婚旅行、新居の改装費などに至るまで、結婚資金の全てを親類、友人に払ってもらおう、というものにまで発展した。しかも店に立ち寄ってリストの中から送りたいものを選んでそれぞれの商品の金額を払い、贈る側のメッセージカードなどを添えるのが普通だった頃はまだ良かった。それが、店側が、贈る人たちに公平なようにと、合計金額を招待客の人数+αで、均一に分割してしまう場合は困りものである。しかもインターネットが利用されるようになると、ネットショップでリストを作り、リンクを友達にメールで送り、スクリーン上で選んでカード決済。そこまで慌ただしい世の中になってしまったのか。

うちの主人曰く、このリスタ・ノッツェ、ちょっと味気ない。プレゼントというものは、それを見るたびに贈られた人の顔を思い浮かべるものである。私もそれには同感で、この習慣、リストを作った店の店員の顔を思い出すのがせいぜいではなかろうか。友人などの結婚祝いに、このリスタを提示された場合、私たち夫婦は大概ボイコットして、結婚式の1週間前ぐらい、つまりリスタの商品がすでに他の招待客たちによって買い尽くされてしまった頃に店に出向き、ほとんど残っていないのをいいことに、新郎新婦が選んだものに一応目を通して自分達で独自に選ぶ、という方法を取る。こちらのセンスがかなり要求されるが、それはそれでスリルがあって楽しい。

でもごく最近は、金銭も商品も欲しがらずに、ユニセフなどの募金にお祝い金を集めて寄付する人も出てきたらしい。そうできるような余裕があるとは羨ましい限りである。

材料
豚肉塊 800ー1000g
玉ねぎ 大1個 微塵切り
オリーブ油 大さじ3
白ワイン 100cc
野菜スープ(玉ねぎ、人参、セロリを1時間茹でた茹で汁) 1ー1.5リットル
マスタード 大さじすりきり2
ローズマリー、タイム 少々

付け合わせ
小さい玉ねぎ (直径3cm前後) 、皮をむいて全形 7ー8個
蜂蜜 大さじ1
ワインビネガー 白 50cc
白ワイン 50cc
塩 少々
粒の赤コショウ 小さじ1

作り方
1. 肉がきっちり入るぐらいの直径の深鍋に、オリーブ油、玉ねぎを入れ、火にかけ、中〜弱火でうっすらきつね色になるまで炒める
2. テフロンのフライパンで、肉を全面、強火できつね色に焼き、1に加えてワインを注ぎ、強火でアルコール分を飛ばす
3. 残りの材料を加え、野菜スープをひたひたに入れて中火で蓋をして20分煮て、肉をひっくり返してもう15分
4. 煮えたら肉を取り出して煮汁を煮詰め、とろみが出たら塩で味を調整して1分間煮立たせ、火を止めて粗熱をとって、挿入式ミキサーで均一に混ぜる
5. 肉を煮ている間に、フライパンに付け合わせの材料を全て入れて火にかけ、煮立ってきたら弱火で30分蓋をして煮詰め、最後に中〜強火で水分を完全に飛ばしてとろみのついた飴状の煮汁を絡める
6. 肉を薄く切り、煮汁を煮詰めたソース、玉ねぎのカラメル煮を添える
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-11-01 19:01 | 生活習慣
2012年 10月 10日

鶏モモ肉のミルク煮

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イタリアの平均身長は、男174.5cm、女162cmだそうである。18ー40歳を対象に2005年に割り出された数値である。

日本人はチビだ、と言われているが、数値を見る限りでは4cm程しか差がない。
事務所の所員達と雑談中、よく話題にのぼるのが、この身長について、である。ごく最近のアルバイトの若い人達を除いて女性所員、全員、この平均値か、それを大きく下回る。チビのはずの日本人である171cmの私と、かなりエキサイトしてディスカッションしたくなるのも無理はない。しかもイタリア人は、背の高さを異常なほど気にする。日本人女性の象徴とでも言われるような、「慎ましく、一歩下がって、」なんていう概念が成り立たない国だから、背が低いと、許容体積が小さいので、それだけ存在感が小さい、と思うのか、出しゃばりのお喋りが多い。黒柳徹子とか、うつみ宮土理など、かなわない程。

主人の友人を紹介されたりする場合、大抵は、会う前に主人や彼の知り合いなどから私が日本人であるということを聞かされて、こじんまり大人しい大和撫子を想像されるようだ。実際、会った時、「オオー、」とでも言わんばかりに、私より背の高い人でも見上げる様に見る人が多く、そして初対面で、すぐにその話に入るケースも少なくない。場を和ませるつもりもあるようで、それはそれでいい。最近ではそれを逆手にとって、嫌味な女性などと同席した時など、160cmぐらいの相手に向かって、「この間、背の低い嫌な女がいてさー、て言っても162-3位なんだけどぉー、」的な事を上品にやんわり喋り出して、ちくちくイジメて内心ほくそ笑んだりするのは、歳のせいであろうか。

材料
鶏モモぶつ切り 600g
玉ねぎ 千切り 小1個
オリーブ油 大さじ2
白ワイン 50cc
牛乳
ローズマリー、セージの葉 生のものがあればベター 1枝 または乾燥もの 大さじ1
塩 小さじ半ー1
粒の黒胡椒 小さじ1

作り方
1. 幅の狭い深めの鍋に、玉ねぎをオリーブ油で炒め、しんなり透き通ったら肉を加えて表面が白くなるまで中火で炒める。
2. ワインを一気に加え、鍋を回しながら強火で水分を飛ばす。
3. 牛乳を、肉がかぶるほど加え、ローズマリー、塩、粒胡椒を加え、弱~中火で、煮汁が噴いて常に肉の上に盛り上がっている状態で、煮詰める。
4. 牛乳が分離して、その下に溜まった透明な汁がほぼ煮詰まってなくなったら出来上がり。
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# by tomato-no-naru-ki | 2012-10-10 23:59 | そんなアホな。
2012年 10月 08日

タルト・タタン

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路上駐車、縦列駐車をする場合、日本で普通免許を持っていなかったので、母や姉の運転の、助手席から見ていた私。イタリアの自動車教習所で教えられた駐車方法は、バックで入れる縦列のみ。バックの方が小回りが効いて、しっくり止めやすい。

姉が免許を取ってしばらくした頃、確か、彼女もバックで駐車していた。ただ、日本の場合、空いている駐車スペースの横に一時停車して、ウィンカーを出しても、後列車がノボーーっとしているので、バックする前に前進すると、すぐについて来てしまう。彼をバックさせることから始め、更にその後列車をもどけなければいけないので、結局渋滞を引き起こしてしまうことがしばしば。

イタリアの場合、駐車スペースの前で一時停車すると、後列車は黙って駐車完了までじっと待っていてくれる。駐車テクがバックのみであるため、ということに限らず、運転手は、他の車の運転手の顔をよく見て走る。身振り手振りで話ををするのが普通なので、後列者にメッセージを送りたい時も、バックミラーに向かって人差し指を上げると、「ん?」という顔でこっちの言いたいことに耳を傾けんとするかのごとくである。運転手同士、同じ仲間、みたいな意識があるのだろうか。

山登りに行くと見知らぬ人同士が挨拶を交わしてすれ違うのにちょっと似てるか。

材料
28-30cmのテフロンのフライパン、またはタタン鍋
林檎 紅玉、ゴールデン、ロイヤルガーラ等 小10ー11個
バター 30g
グラニュー糖 大さじ8杯

ブリセーパイの生地:
薄力粉 165g
バター 70g
水 50g
塩 5g
卵黄 1個

作り方
1. 柔らかくしたバターをフライパンに塗りつけ、砂糖を入れて、平にならし、皮と芯を取り除いて4つ切りにした林檎、半量を、内側を上にして敷き詰め、もう半量を皮側を上にして綺麗に敷き詰めて弱火にかける。
2. ブリセー生地を作る。小麦粉、バターを、指先でパサパサに馴染ませ、水、塩、卵黄を混ぜたものを振り入れて、フォークなどを使って、捏ねない様にまとめ、クッキングペーパー2枚に挟んで、麺棒で直径30cmに丸く伸ばし、冷蔵庫に入れておく。
3. 林檎の砂糖が煮詰まってキツネ色になったら火から下ろし、濡れ布巾などの上に置いて鍋の粗熱を取り、パイ生地をリンゴの上から被せてフォークで軽く穴を開けて、180度のオーブンで約40分、うっすら焼け色がつくまで焼く。
4. 焼けたらすぐにお皿にひっくり返して形を整える。

パイ生地をかぶせる前に、好みやその日の気分で、ラム酒大さじ2ー3杯や、レモンの皮のすりおろしなどを散らしても良い。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-08 02:18 | 生活習慣
2012年 10月 06日

人参のソテー

a0284638_2313824.jpg「よ、調子はどう?」「悪い。」

挨拶の後、よく聞かれる会話の始まりである。その後、「なんだ、どうしたんだ。」「いやー、この週末、女房が熱で倒れましてねー、子供の世話から飯の用意やら、大変でしたよー。」「そーかー、うちも子供が小さい頃はねー...、」などと、話に花が咲く。

初めのうちは、なんだ、イタリア人って、大してしんどくもないようなことを、大げさに。朝っぱらから「悪い」なんて、こっちまで気分が重くなるわ、なんて思っていた。

ところが慣れてくると、おしゃべり好きのイタリア人は、そうやって話題を作るのか、と思うようになってきた。勿論悪い、気の重くなるような話題だけではない。楽しい話も多い。しかし、軽くおしゃべりして笑い飛ばせるようなしんどい話、というものは誰でも持っているものであり、会話が会話を呼び、数珠つなぎ式にいろいろと出てくるもので、たわいもない会話を交わす、という面では悪くない。

例えば、そう大したネタもない場合、「よ、調子はどうだ。」と言われて、「は、元気です。」と言ってしまうと、それっきり話が途切れてしまう。だからそうやって苦労話に矛先を変えることで、話題作りをするのだろうか。

材料
人参 皮をむいてぶつ切り 5ー6本
オリーブ油 大さじ2
塩 ひとつまみ
イタリアンパセリ 粗いみじん切り ひとつまみ

作り方
1. 人参をフライパンに平に並べて塩、オリーブ油を加え、人参が半分かぶるぐらいの水を入れて蓋をして中火にかけ、煮立ってきたら火を弱めて約30分煮詰め、その後、蓋を取ってパセリを加えて、振り混ぜながら強火で水分を完全に飛ばす。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-06 23:36 | 生活習慣