とまとの成る木

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2012年 09月 13日

タコのホットサラダ ジェノバ風

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8月、毎年、イタリアのかかとの部分、プーリアにある主人の両親の別荘にお邪魔する。まとまった休みが取れる年は、2週間程旅行に行く。エルバ島、ジリオ島、リグリア、スペインはバスク地方の海岸、バルセロナ。いろいろ海にも行ったけど、プーリアのこの辺りにはどこもかなわない、と勝手に思う。水が無色透明で、濃い塩水で肌がキリッと清められる感じ。水から上がって強い日差しに当たると、チリチリピリピリ、気持ちいい。

その水の底に、ゴロゴロゴロゴロ、ウOOの様なものが散らばっている。時々よそから友人が遊びにきたりして一緒に海水浴を楽しむが、彼らも必ずその存在に気付き、初めは気味悪がる。私が初めてここに海水浴に来た時、もしや、と思い、いくつか採集して、日本にいる母に、百科事典のページをコピーしてファックスで送ってもらった。(当時は、まだEメール、それも携帯電話で写メールなんぞ、考えられもしない頃である)

ナマコ。

食べられる種類と、そうでない種類とがあるらしく、採集したのは、どうも食べられる種類のようだ。「日本ではものすごく高級な食材だ」と言うと、主人の叔母さんや、従兄弟達がこぞって、「ビジネス、ビジネス、いくらで売れるの?」と訊く。その前にひとまず味を見てみよう、ということになり、身を守るためにカチンコチンになったナマコを家に持って帰って、キュウリと合わせて酢の物にすることにした。薄切りにしようと、包丁で切ろうとした途端、口だかお尻の穴だかからブチューッとヌルヌルしたものを吐き出した。日本で3大珍味に数えられる、コノワタ、というやつである。辞典の説明を読むと、ひとまず、他の魚などに噛みつかれたらカチカチになり、歯が立たなくなった魚は諦める。それでもしつこく食いついてくる食いしん坊の魚に対して、そうやって内臓を吐き出して、びっくりさせようという魂胆らしい。身を薄く切り、キュウリの塩もみと一緒に酢で和えた。食感を楽しむ、とは言えども、全く味のしない軟骨のよう。どうも活きが良すぎたようだ。

残念ながら、ビジネスの話はそれっきり、されなくなった。

材料
タコ 1kg
じゃが芋 中5個
イタリアンパセリ 少々
オリーブ油 大さじ5
黒胡椒 少々

作り方
1. タコを30ー40分、串を刺して柔らかくなるまで茹でたら、ザルに空ける。
2. じゃが芋の皮を剥いて2cm角に切り、塩茹でする。
3. 熱い内にタコを2ー3cmのぶつ切りにしてこれまた熱いじゃが芋と一緒にボウルに移し、オリーブ油、パセリのちぎったもの、コショウを加えて2本のスープ用スプーンでしたからざっくり混ぜる。
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-13 06:06 | 季節の便り


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