カテゴリ:生活習慣( 12 )


2013年 03月 19日

カッスール、ライト版

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今日は父の日。

イタリアには毎日それぞれ聖人が定められていて、例えばその中でも重要な日である12月8日は、無原罪の聖マリア(イエスキリストの母、聖母マリア)の日で、この日から待降節、つまりキリストの誕生を待つクリスマスの準備期間が始まります。

そして今日は聖ジュゼッペ=日本ではヨゼフと呼ばれているイエスキリストの父ちゃんの日です。聖ジュゼッペの日は、一年のうち他にも幾つかあって、でもそのジュゼッペ全員、同一人物ではなく、それぞれ違う聖人の日ですが、今日、3月19日は聖母マリアの旦那でもある聖ジュゼッペ、つまり救世主の育ての親=偉大な父、という意味で、それを祀るべく、父の日なのです。日本の父の日と日が違いますが、どっちが本当の父の日か、と聞かれてこういう説明をされると、とても説得力がありますね。

話がとても宗教じみてしまいましたが、この父の日にちなんだお菓子で、この時期にしか出回らないものがあります。日本でも、春分、秋分、お月見、ひな祭りやこどもの日にちなんだお菓子があるように、イタリアでも祝日や記念日とお菓子の結びつきは非常に強く、逆にお菓子屋のウィンドウに並ぶ季節のお菓子を見て、「あー、もうすぐOOの時期だな、」と感じることも少なくありません。

この父の日のお菓子とは、その名も聖ジュゼッペのシュークリーム、と言い、揚げシューにカスタードクリームがいっぱい詰まっている、というシンプルなものですが、食べるのに大変苦労します。また、店によってクリームの味が違い、仕事場などでは競ってそれぞれオススメのお菓子屋の聖ジュゼッペのシュークリームを持ち寄って味比べをします。日本で、時期ごとに街角のショーウィンドーが変わり、例えば、クリスマスが終わった次の日は正月仕様、正月が開けると節分、ひな祭り、端午の節句…、というように、途切れなく模様替えをしますね。イタリアの場合、それがお菓子でつながっています。クリスマス、カーニバル、聖ジュゼッペ、イースター。ところがイースターが過ぎると、9月ぐらい迄途切れて、特にこれと言って季節感を感じさせられるお菓子はありません。リコッタチーズやクリームが暑すぎて使えない、という要因もあるのでしょうか。

また、6月10日で学校が夏休みになるため、この頃から期末試験期間に入り、イースターが過ぎると、ますます一年が終わったような気分になります。


カッスール、ライト版
北イタリア、ロンバルディア地方の郷土料理、カッスール、参考までにイタリア語ですがオリジナルレシピ:
http://www.cuochibrianza.it/site/images/stories/file/ct003_cazzla.pdf

材料
豚モモ、スネ肉、できれば骨つき なければぶつ切り 1kg
キャベツ 中1個 乱切り
ポロ葱、または長ネギの白い部分 2ー3本 乱切り
フェンネルリーフ、または八角 少々
塩 胡椒

作り方
1. 厚手の鍋に野菜の半量を入れ、水をひたひたに入れ、肉を均一に並べてフェンネルを加え、残りの野菜でかぶせて中火にかけ、沸騰したらアクを取り除いて落とし蓋と蓋をしてごく弱火で3時間煮込む。
2. 常温で冷まし、さらに冷蔵庫で落し蓋をしたまま一晩冷やし、固まった脂肪分を取り除いたら火にかけ、塩胡椒で味を整える。

晩御飯の支度をしている合間に仕込んで煮込んで、寝る前に火を止め、次の日の朝に冷蔵庫にほりこんでおけば、その日の晩御飯はご飯を炊くだけ。さらに余ったら、ホールトマトとナツメグを加えて30分ほど煮込むか、カレーにでも。
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by Tomato-no-naru-ki | 2013-03-19 08:00 | 生活習慣
2012年 11月 01日

焼き豚

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Lista Nozze ー リスタ・ノッツェ という言葉がある。Listaはリスト、Nozzeは婚礼、つまり「婚礼リスト」である。

日本の結納のような習慣は無く、両者の金銭的地位が大体同じの場合、大雑把に言って、男性が恋人に求婚する際、教会で婚約式を行い、女性の家族が婚礼の準備 ー 日本で言う着物一式が詰まった箪笥の用意(実際は手縫いのイニシャル入りのシーツ、タオル類一式)、式の資金などを一斉受け持つ。男性の家族はと言うと、新居の提供である。そして結婚式に招待された人達は、現金を贈る、という習慣が無いので、お金と同じ、もしくはそれ以上に値打ちの上下が少ない貴金属、つまり銀製品をプレゼントする。近年、結婚以前に同居する例が増え、婚前交渉なんて言葉は既に死語になっているし、女性自身にそれなりの収入がある場合がほとんどで、しかも息子が結婚する時に持ち家をプレゼントできるような家庭はごく少数派になってきているので、元々のこの習慣が変化しつつある。

ところで冒頭のリスタ・ノッツェという習慣、この伝統とは全く無関係なもので、とある食器屋が始めた商戦の一つだそうである。

その昔、イタリアで結婚して新居を構える時には、家に、メイドもくっついてきたもので、当然送られた銀製品はいつでもそのメイドによってピカピカに磨かれ、リビングの隅にグラッパやアマーロなどのボトルと共に綺麗に飾られていた。19歳で結婚した私の姑などはまだその世代なので、そう遠くない昔のことである。しかし、最近の若いカップルの新居に、メイドなど雇える人は少なく、また、銀食器など、食器洗い機にも入れられないし、狭いアパートメントでは飾っておくような場所もなく、かえってやっかいなしろもの。それと共に60年代のイタリアデザインブームにのって、ステンレス製の食器やテーブルアクセサリーが好まれるようになる。

先にも書いたが、現金を送る習慣がないため、結婚のプレゼントは品物でする。ところが送ったものが新郎新婦の好みに合わないことは当然で、でも贈られた方は返品するわけにもいかず..。

そこで編み出されたのがこのリスタ・ノッツェ、である。

結婚を決めたら、若いカップルは食器やテーブルウェアなどを売る店に出向き、新生活に必要なもの、欲しいものをリストアップする。皿一式、ナイフ、フォーク、鍋、テーブルクロス、家電、オーディオ機器、はたまた新婚旅行、新居の改装費などに至るまで、結婚資金の全てを親類、友人に払ってもらおう、というものにまで発展した。しかも店に立ち寄ってリストの中から送りたいものを選んでそれぞれの商品の金額を払い、贈る側のメッセージカードなどを添えるのが普通だった頃はまだ良かった。それが、店側が、贈る人たちに公平なようにと、合計金額を招待客の人数+αで、均一に分割してしまう場合は困りものである。しかもインターネットが利用されるようになると、ネットショップでリストを作り、リンクを友達にメールで送り、スクリーン上で選んでカード決済。そこまで慌ただしい世の中になってしまったのか。

うちの主人曰く、このリスタ・ノッツェ、ちょっと味気ない。プレゼントというものは、それを見るたびに贈られた人の顔を思い浮かべるものである。私もそれには同感で、この習慣、リストを作った店の店員の顔を思い出すのがせいぜいではなかろうか。友人などの結婚祝いに、このリスタを提示された場合、私たち夫婦は大概ボイコットして、結婚式の1週間前ぐらい、つまりリスタの商品がすでに他の招待客たちによって買い尽くされてしまった頃に店に出向き、ほとんど残っていないのをいいことに、新郎新婦が選んだものに一応目を通して自分達で独自に選ぶ、という方法を取る。こちらのセンスがかなり要求されるが、それはそれでスリルがあって楽しい。

でもごく最近は、金銭も商品も欲しがらずに、ユニセフなどの募金にお祝い金を集めて寄付する人も出てきたらしい。そうできるような余裕があるとは羨ましい限りである。

材料
豚肉塊 800ー1000g
玉ねぎ 大1個 微塵切り
オリーブ油 大さじ3
白ワイン 100cc
野菜スープ(玉ねぎ、人参、セロリを1時間茹でた茹で汁) 1ー1.5リットル
マスタード 大さじすりきり2
ローズマリー、タイム 少々

付け合わせ
小さい玉ねぎ (直径3cm前後) 、皮をむいて全形 7ー8個
蜂蜜 大さじ1
ワインビネガー 白 50cc
白ワイン 50cc
塩 少々
粒の赤コショウ 小さじ1

作り方
1. 肉がきっちり入るぐらいの直径の深鍋に、オリーブ油、玉ねぎを入れ、火にかけ、中〜弱火でうっすらきつね色になるまで炒める
2. テフロンのフライパンで、肉を全面、強火できつね色に焼き、1に加えてワインを注ぎ、強火でアルコール分を飛ばす
3. 残りの材料を加え、野菜スープをひたひたに入れて中火で蓋をして20分煮て、肉をひっくり返してもう15分
4. 煮えたら肉を取り出して煮汁を煮詰め、とろみが出たら塩で味を調整して1分間煮立たせ、火を止めて粗熱をとって、挿入式ミキサーで均一に混ぜる
5. 肉を煮ている間に、フライパンに付け合わせの材料を全て入れて火にかけ、煮立ってきたら弱火で30分蓋をして煮詰め、最後に中〜強火で水分を完全に飛ばしてとろみのついた飴状の煮汁を絡める
6. 肉を薄く切り、煮汁を煮詰めたソース、玉ねぎのカラメル煮を添える
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-11-01 19:01 | 生活習慣
2012年 10月 08日

タルト・タタン

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路上駐車、縦列駐車をする場合、日本で普通免許を持っていなかったので、母や姉の運転の、助手席から見ていた私。イタリアの自動車教習所で教えられた駐車方法は、バックで入れる縦列のみ。バックの方が小回りが効いて、しっくり止めやすい。

姉が免許を取ってしばらくした頃、確か、彼女もバックで駐車していた。ただ、日本の場合、空いている駐車スペースの横に一時停車して、ウィンカーを出しても、後列車がノボーーっとしているので、バックする前に前進すると、すぐについて来てしまう。彼をバックさせることから始め、更にその後列車をもどけなければいけないので、結局渋滞を引き起こしてしまうことがしばしば。

イタリアの場合、駐車スペースの前で一時停車すると、後列車は黙って駐車完了までじっと待っていてくれる。駐車テクがバックのみであるため、ということに限らず、運転手は、他の車の運転手の顔をよく見て走る。身振り手振りで話ををするのが普通なので、後列者にメッセージを送りたい時も、バックミラーに向かって人差し指を上げると、「ん?」という顔でこっちの言いたいことに耳を傾けんとするかのごとくである。運転手同士、同じ仲間、みたいな意識があるのだろうか。

山登りに行くと見知らぬ人同士が挨拶を交わしてすれ違うのにちょっと似てるか。

材料
28-30cmのテフロンのフライパン、またはタタン鍋
林檎 紅玉、ゴールデン、ロイヤルガーラ等 小10ー11個
バター 30g
グラニュー糖 大さじ8杯

ブリセーパイの生地:
薄力粉 165g
バター 70g
水 50g
塩 5g
卵黄 1個

作り方
1. 柔らかくしたバターをフライパンに塗りつけ、砂糖を入れて、平にならし、皮と芯を取り除いて4つ切りにした林檎、半量を、内側を上にして敷き詰め、もう半量を皮側を上にして綺麗に敷き詰めて弱火にかける。
2. ブリセー生地を作る。小麦粉、バターを、指先でパサパサに馴染ませ、水、塩、卵黄を混ぜたものを振り入れて、フォークなどを使って、捏ねない様にまとめ、クッキングペーパー2枚に挟んで、麺棒で直径30cmに丸く伸ばし、冷蔵庫に入れておく。
3. 林檎の砂糖が煮詰まってキツネ色になったら火から下ろし、濡れ布巾などの上に置いて鍋の粗熱を取り、パイ生地をリンゴの上から被せてフォークで軽く穴を開けて、180度のオーブンで約40分、うっすら焼け色がつくまで焼く。
4. 焼けたらすぐにお皿にひっくり返して形を整える。

パイ生地をかぶせる前に、好みやその日の気分で、ラム酒大さじ2ー3杯や、レモンの皮のすりおろしなどを散らしても良い。
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-08 02:18 | 生活習慣
2012年 10月 06日

人参のソテー

a0284638_2313824.jpg「よ、調子はどう?」「悪い。」

挨拶の後、よく聞かれる会話の始まりである。その後、「なんだ、どうしたんだ。」「いやー、この週末、女房が熱で倒れましてねー、子供の世話から飯の用意やら、大変でしたよー。」「そーかー、うちも子供が小さい頃はねー...、」などと、話に花が咲く。

初めのうちは、なんだ、イタリア人って、大してしんどくもないようなことを、大げさに。朝っぱらから「悪い」なんて、こっちまで気分が重くなるわ、なんて思っていた。

ところが慣れてくると、おしゃべり好きのイタリア人は、そうやって話題を作るのか、と思うようになってきた。勿論悪い、気の重くなるような話題だけではない。楽しい話も多い。しかし、軽くおしゃべりして笑い飛ばせるようなしんどい話、というものは誰でも持っているものであり、会話が会話を呼び、数珠つなぎ式にいろいろと出てくるもので、たわいもない会話を交わす、という面では悪くない。

例えば、そう大したネタもない場合、「よ、調子はどうだ。」と言われて、「は、元気です。」と言ってしまうと、それっきり話が途切れてしまう。だからそうやって苦労話に矛先を変えることで、話題作りをするのだろうか。

材料
人参 皮をむいてぶつ切り 5ー6本
オリーブ油 大さじ2
塩 ひとつまみ
イタリアンパセリ 粗いみじん切り ひとつまみ

作り方
1. 人参をフライパンに平に並べて塩、オリーブ油を加え、人参が半分かぶるぐらいの水を入れて蓋をして中火にかけ、煮立ってきたら火を弱めて約30分煮詰め、その後、蓋を取ってパセリを加えて、振り混ぜながら強火で水分を完全に飛ばす。
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-06 23:36 | 生活習慣
2012年 10月 05日

トマトの即席パスタ

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サマータイムというのは、私は宗教や、古くからの民族の習慣だかなんだかだと思っていたが、実は’70年代に生まれた、省エネ対策だそうである。

3月の最終週末から、9月最終週末まで、(数年前から10月末に引き伸ばし)時計の針を1時間進めて、1時間早起きして、夕方、照明を点けるのを1時間遅くしよう、というものである。 イタリアも洩れずにその政策に従ったが、実際、生活する上で、「省エネ」という言葉に敏感な人は日本人に比べてかなり少ないような気がする。

家の中で、誰もいないところでも煌々と明かりが付けっ放し、特にローマでは、古代ローマ人が建設した水道橋のお陰で水不足に見舞われた経験が無い(らしい)ためか、「水が勿体無い」という概念があまり無く、シャワーも歯磨きも炊事にも、惜しみなくじゃぶじゃぶ。

商業施設などは特にひどい。夏も冬も、弱冷暖房、夏は28度、冬は18度、なんて聞いたこともない。空調をガンガンに効かせ、中に電気が点いていてお客さんがいて、明らかに開店、と分かる場合でも、入り口のドアは全開である。そのくせ、店が、2階や地下などに広がっている時は、ほとんどの店がその他階の照明を消してあり、客がそっちへ行く度に、いちいち点けては、その後消す。レストランやバールなどのトイレでも同様である。最近は自動的に照明が点く様になった所も多いが、まだまだ手動でスイッチを入れなければいけない店が多い。そして用を足した後消し忘れると、店の人に睨まれる。勿論、お客様は神様、なんぞ、通用しない。

そんな無駄遣いが多い国であるが、この国は原発ゼロである。最近は多国籍の企業が風力、ソーラー発電所をイタリア領土のあちこちに建て、イタリアの電力会社がその電力を買い受けているらしい。

材料
スパゲティ 400g
プチトマト 2つ割 500g
バジルの葉 6ー7枚
ニンニク 一片
オリーブ油 大さじ5

作り方
1. スパゲティを茹でる鍋を火にかける。
2. 広くて深いフライパンにオリーブ油を入れ、ニンニクを丸のまま入れて弱火でじくじく炒めてニンニクを取り出してトマトを加え、中火で炒め、煮崩れしてきたら火を弱めてどろっとするまで木べらで潰しながら煮詰める。
3. 茹で上がってザルに空けたスパゲティを大きめのサラダボールに移し、トマトを加え、ちぎったバジルを加えて、大きなスプーンなどを2本使って下から混ぜる。好みでパルメザンチーズを散らす。



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by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-05 22:21 | 生活習慣
2012年 10月 02日

ほうれん草のソテー

a0284638_2241877.jpg日本家庭でほぼ普通に普及しているウォシュレット。公共施設でも頻繁に使われているらしいが、この春、久しぶりに再会した東京の友人の話では、彼女を始め、周りでは、女性を中心に、有っても使っていない、ということである。私の母曰く、洗浄中の水の跳ねつけによる各種菌感染が問題になっている、と言う。

イタリアでは、レストランやドライブインなど、公共施設内のトイレには、便座なるワッパ自体が付いていない。もともと公共施設では乱暴に扱う人も多く、すぐ壊れるので、壊れた後、新しいものを取り付けないか、始めから付けない、という説もあるが、清潔面においては貢献していると、私は勝手に思う。付いている物が少ないと、掃除の小母さんの仕事も素早くて済むし、綺麗に掃除できる。しかも利用者は、女性でも尻を浮かせて用を足すため、触ることもない。もっとも小さい女の子連れの人にとっては困り物だが。

材料
ほうれん草 500g
牛乳 大さじ3
パルメザンチーズすりおろし 大さじ山盛り3
オリーブ油 大さじ3

作り方
1. しっかり塩を効かせた、たっぷりの湯でほうれん草を、沸騰してから10分間茹で、ザルで越して冷水にさらし、手でしっかり絞って水分を切り、2-3cmの長さに切る。
2. テフロンのフライパンにオリーブ油を入れ、ほうれん草を入れて中火にかけ、煮立ってきたら牛乳を加えて素早く全体をかき混ぜ、チーズを振り入れて一混ぜして皿に盛る。
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-02 07:50 | 生活習慣
2012年 09月 30日

チョコサラミ

a0284638_21472787.jpg
地獄の入り口が、2つに分かれている。左が「生前、女房の尻に敷かれていた者」、右が「そうでない者」。左には長蛇の列、右には1人。天からその様子に気づいたゼウスが不思議に思い、右の男の元に舞い降りた。彼も正妻ヘラに尻に敷かれていた口である。「汝は如何にしてこちらの列にいるのか。」「女房にそうしろ、と言われたんだ。」

イタリア人夫婦は、結構、妻優勢、つまりかかあ天下が多いと聞く。もともと女性に甘い国であるので、家庭内における決断権というものは、男が握っているように見せかけて、実は奥方が自分のいいように導いている場合が多いそうである。

しかし、かつてのシチリアにおいては少し状況が違っていたらしい。亭主関白で有名だったそうで、まともな民法がこの国に存在しなかった、そう遠くない過去において、妻が夫に意見した、という理由で死刑にまで至った例もあるらしい。

材料
クッキー 200g 手で揉み砕く
溶かしバター 100g
ココア 50g
砂糖 50g

作り方
1. 材料を全て混ぜ、ラップを敷いた寿司用巻き簀で好きなサイズの直径にしっかり整え、冷蔵庫で冷やし固める。
2. 5-10mmに切る。

頂き物のクッキーや、買ったがイマイチ、という時に便利。また、好みでレーズンや砕いたナッツやチョコレートを混ぜてもいい。
ココアと砂糖の量は、使うクッキーの甘さによって随時調節する。
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-30 07:00 | 生活習慣
2012年 09月 18日

夏トマトのパスタ

a0284638_518434.jpg9月13日木曜日、息子の高校の新学期がスタートした。今年で2年生である。

今年の夏は普段とは違う夏を過ごした。6月10日で一年が終わり、3ヶ月の長い休みが訪れる。3ヶ月、長いようであるが、実は祝日が非常に少ないこの国、子供達にとっては必要な息抜きの時期である。もっとも、暑くて脳みそがパーになるほどなので、通学で、昼間、下手に出歩かない方が無難、ということでもあるのだろうか。一年を通して祝日は、1月1日、イースター(月曜日だけだが学校はその前後、計5日間)、5月1日(メーデー)、6月29日(ローマの守護聖人の日)、8月15日(いわゆる盆)、11月1日(ハロウィーン)、12月25日(クリスマス)、26日(聖ステファノの日)のみ。振り替え休日の制度も無い。

話を息子に戻す。この国には高校受験というものが無い。つい最近までは大学受験も無かった。成績に関係なく自由に高校を選べるが、それぞれの学校にレベルというものはちゃんとあるので、勉強を怠ると落第である。日本のように学校がかなりサポートしてくれて進級99.9%、なんてない。私が通っていた高校では3年間のうち、1年上級の人が1人、落第しただけである。息子が選んだ学校は、市内でも指折りの厳しい学校で、何を血迷ったか、願書締め切りぎりぎりに、下見もせずに決めた。ステータスシンボルのようなものなのだろうか。

1月末、前期が終わり、通知表を渡されて、かなりやばいことに気付く。6月の年度末の時点で3科目まで保留OK、9月始めに再試験があり、それをクリアーすれば無事進級できる。1月の時点で彼は、国語(であるイタリア語)、ラテン語、古代ギリシャ語、歴史+地理、英語の、5教科が、10段階で4、5、であった。6未満は単位として認められない。英語は、先生のせいだと言い張る。週1回、予約制で行われる教科ごとの個人面談に、足繁く通い、笑顔を振りまいてなんとか取り戻した。他の4教科はそんないい加減なことでは通用しない。主人が午後、仕事を休み、特訓することに決めた。昼ごはんの後、2時半にドラゴンボール(なぜかナルトとone pieceと並んでシックだと言われてもてはやされている)を観た後、夜10時過ぎまでみっちり勉強に励んだ。小学校1年生の頃からずっと続けているバスケもお預けである。

その甲斐があってか、国語以外は何とか6を付けられた。1科目であるが幅広い、国語。4、である。6月末までは、休息期間として自由にダラダラと過ごさせた。7月1ヶ月間で夏休みの宿題(かなりの量出される)を全て終わらせ、読書を残して8月の猛特訓。主人の両親の別荘で、義兄夫婦、義妹、義父がチューター役を務めてくれた。弁護士3人に、裁判官1人である。ただ一人、難は、義母であった。彼女は孫に非常に甘い。9時起き、朝食に続いて9時半から1時まで、叙事詩の勉強をし、昼ご飯、ドラゴンボールの後、海水浴に2時間だけ行ってリラックスし、夕方6時から晩御飯までの2時間余り、小論文書きである。再試験は小論文らしい、という噂を聞いて、こういう日程を立てた。

8月の最初の1週間は、私も一緒に別荘にお邪魔し、朝9時にちゃんと叩き起こして日程をクリアさせたが、盆休みも半分現場、半分休みの主人に付き合うために、1週間、ローマに私だけ戻った。途端に朝、起きなくなった。義母が、「かわいそうに、もうちょっと寝かせてあげなさい、」である。1週間過ぎて、私も仕事にそのまま戻ってもよかったのであるが、主人に「見張り役をしに戻れ」令を出されて、私だけまたプーリアに戻る。

毎朝義母の冷たい視線を浴びながら、叩き起こしを再開する。8月の最後の10日間は、その日程に、年間、読まなければいけなかった本を何冊か読む、という課題を増やした。だからドラゴンボールの後、みんなが海に行ってしまった後、木陰で読書である。理系頭の彼はページ数と時間を計算し、1冊にかかる時間を割り出して、忠実に従った。読み終わると汗ビッショリでぐったり、である。その後、みんなが待つ海岸へと2人で行き、日暮れまで休憩してまた小論文。

その甲斐あり、9月初めの再試験は、無事クリア。保留科目が出されても、出されずストレートで進級できても、とにかく毎年受験勉強さながらである。小学校5年、中学3年、高校5年、大学4年。確かに本当の意味での勉強ができるので、いいのかもしれないが、5年間も受験地獄が続くのであろうか。

日本の受験制度が懐かしい。

材料
プチトマト 2つ割 600g
バジルの葉 細かく手でちぎったもの 20g
ペコリーノチーズすりおろし 100g
オリーブ油 50cc
ペンネまたはリガトーニ 400g

作り方
1. トマト、ペコリーノチーズ、バジル、オリーブ油を大きなグラタン皿、或いはタルト皿などに入れて混ぜ、180度のオーブンで表面がきつね色になるまで焼き、茹でたパスタと和える。





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by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-18 03:28 | 生活習慣
2012年 09月 17日

ジャガイモのオーブン焼き

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大学時代の友人が、長年続く旦那の両親と同居してあっぷあっぷ状態だと聞いた。

私が結婚した時、すでに主人のお兄さんは結婚して3年経っていた。当時、ようやくお義姉さんの妊娠が発覚し、それまで住んでいた1LDKの家が手狭になるので新居を購入、工事期間が2ヶ月程ずれ込み、その間、実家に居候することになった。お義兄さんは長男。そこで私は主人に、「この国では長男夫婦が両親と同居することはないのか。」と尋ねた。「どういうこと?」 そこで日本で未だに引き継がれている同居の習慣から、本家、分家、遺産相続に至るまで、延々と説明した。長男夫婦が両親と同居し、老後の世話もする代わりに、遺産は全て長男が戴く、というあれである。

それを知って3男である主人がまず怒ったのは言うまでもない。
そもそも老後の親の面倒は、子供達が平等に分け合ってするものであり、遺産も、特別に、特殊な家族構成、関係などが原因で、遺書に但し書きがしていない限り、子供達に均等に配分される。私の記憶では、社会科の授業で日本でも同じ様に法律で決められている、と習ったが、実際は昔からの風習というものがしつこく残っていて、前述のような習慣が当たり前と言われ、でも遺産は法律通り、等分に分配。嫁はたまったもんじゃない。

うちの主人曰く、結婚してから親と同居、なんて、彼の辞書には載っていない。
第一に、結婚して所帯を持ったのに、なぜ親から子供扱いされ続けんとばかりに同居しなきゃならんのだ、と。結婚というのは大人になる第一歩であり、親は親で、そうやって精神的に独り立ちした息子や娘と大人として対等に付き合うために、たとえ隣同士でも、距離をおいて生活をするのが、相手に対するマナーである、と。例えばもしもの時のために、家の鍵をそれぞれが交換してあっても、お互い、家にお邪魔する時には使わずに、ピンポンを押して「お邪魔」するのである。

また、マンマミーアで有名なイタリア人男から言われて、日本人男性はショックだろうが、好んで親と同居する様な男は親とのへその緒を切ることができない、母親依存だ、とも。

老後の面倒に至っては、両親、あるいは生き残った方の親の体の具合が悪くなっても、同居は滅多にせず、ヘルパーを雇うのが普通だ、と言うのである。私も長男の、ではないけれど、一応、嫁という立場なので、彼の両親の老後の世話をしている自分を想像してみた。できないことはないように思う。しかし自分がよぼよぼの婆さんになって、息子の嫁にシモの世話を…なんて、確かに考えるだけでぞっとする。

昔からの習慣を守り続け、使い果たされ、文句も言えずにヨレヨレになる長男のヨメ。何とかならんもんだろうか。

材料
じゃが芋(メークイン) 皮を剥いて5mm厚に切ったもの 1kg
プチトマト 2つ切り 300g
ズッキーニ 5mmの輪切り 2本
玉ねぎ 千切り 1/2個
ペコリーノチーズすりおろし 80g
バジルの葉 ちぎったもの 20g
塩胡椒 適量
オリーブ油 80cc
水 30cc

作り方
1. 材料を大きなグラタン皿、或いはタルト皿などに入れ、両手で下からザクザクかき混ぜる。
2. 平にならし、180度のオーブンで表面がきつね色になるまで約40分焼き、スプーンを2本使ってしたからかき混ぜ、更に20分、200度でこんがり焼く。
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by tomato-no-naru-ki | 2012-09-17 03:08 | 生活習慣
2012年 09月 14日

ジャガイモパン

a0284638_5271681.jpg人間にもテリトリー、縄張りというものがある、ということを、かなり前に何かで読んだ。時や場合によって、相手との間に置く距離が、国によって違うそうである。

日本人の場合、どんなに親しい友人同士でも、80cmから1mぐらい離れておしゃべりをする。ところが満員電車で見ず知らずの人とピッタリくっついてもさほど気にならない。イタリアでは、友達同士で立ち話をする際、肩が触れ合う距離、つまり、顔と顔の距離は、およそ50cmぐらいか。片方が度近眼だったりすると、その距離が更に近くなる。当然口臭などが気になることが多い。しかし混み合った地下鉄やバスなどで、日本の感覚でちょっと体で押しながら乗り込んだりすると、とんでもなく怖い顔で睨まれるし、まだまだ入れるのに、「いっぱいだ、次にしな。」と追い払われることがしばしば。アカの他人と肌を触れさせたくないのである。日本の満員電車に比べると、定員は50%どまりであろうか。







材料
強力粉 1kg
茹でて潰したじゃがいも 500g
生イースト 8g
砂糖 小さじ2
塩 大さじ1
ぬるま湯 適量
オリーブ油 50cc、他、表面に塗る分少々

作り方
1. 材料を全てこね、やわらかくなめらかなパン生地に仕上げ、一次発酵。
2. 空気を抜き、軽くこねて小判形に丸め、斜めに切り目を入れて二次発酵。
3. 表面にオリーブ油を刷毛で塗り、200度のオーブンで焼く。

ジャガイモは、荒く潰して食べる時に時々ぼろっと出てきても美味。
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-14 05:34 | 生活習慣