2012年 10月 05日

トマトの即席パスタ

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サマータイムというのは、私は宗教や、古くからの民族の習慣だかなんだかだと思っていたが、実は’70年代に生まれた、省エネ対策だそうである。

3月の最終週末から、9月最終週末まで、(数年前から10月末に引き伸ばし)時計の針を1時間進めて、1時間早起きして、夕方、照明を点けるのを1時間遅くしよう、というものである。 イタリアも洩れずにその政策に従ったが、実際、生活する上で、「省エネ」という言葉に敏感な人は日本人に比べてかなり少ないような気がする。

家の中で、誰もいないところでも煌々と明かりが付けっ放し、特にローマでは、古代ローマ人が建設した水道橋のお陰で水不足に見舞われた経験が無い(らしい)ためか、「水が勿体無い」という概念があまり無く、シャワーも歯磨きも炊事にも、惜しみなくじゃぶじゃぶ。

商業施設などは特にひどい。夏も冬も、弱冷暖房、夏は28度、冬は18度、なんて聞いたこともない。空調をガンガンに効かせ、中に電気が点いていてお客さんがいて、明らかに開店、と分かる場合でも、入り口のドアは全開である。そのくせ、店が、2階や地下などに広がっている時は、ほとんどの店がその他階の照明を消してあり、客がそっちへ行く度に、いちいち点けては、その後消す。レストランやバールなどのトイレでも同様である。最近は自動的に照明が点く様になった所も多いが、まだまだ手動でスイッチを入れなければいけない店が多い。そして用を足した後消し忘れると、店の人に睨まれる。勿論、お客様は神様、なんぞ、通用しない。

そんな無駄遣いが多い国であるが、この国は原発ゼロである。最近は多国籍の企業が風力、ソーラー発電所をイタリア領土のあちこちに建て、イタリアの電力会社がその電力を買い受けているらしい。

材料
スパゲティ 400g
プチトマト 2つ割 500g
バジルの葉 6ー7枚
ニンニク 一片
オリーブ油 大さじ5

作り方
1. スパゲティを茹でる鍋を火にかける。
2. 広くて深いフライパンにオリーブ油を入れ、ニンニクを丸のまま入れて弱火でじくじく炒めてニンニクを取り出してトマトを加え、中火で炒め、煮崩れしてきたら火を弱めてどろっとするまで木べらで潰しながら煮詰める。
3. 茹で上がってザルに空けたスパゲティを大きめのサラダボールに移し、トマトを加え、ちぎったバジルを加えて、大きなスプーンなどを2本使って下から混ぜる。好みでパルメザンチーズを散らす。



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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-05 22:21 | 生活習慣
2012年 10月 03日

スパゲティ・オリオ・パルミジャーノ

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甘いものはとことん甘く、でなければスイーツとは呼べない。結婚当時から主人に口うるさく言われてきた。そういう私は、最近は慣れてきたが、初めのうちは、ケーキ屋などで買ってきたスイーツ、どれも頭痛が起きる程甘く、その後、苦い砂糖抜きのエスプレッソ無しでは、歯茎の奥まで砂糖が染み込んでヒリヒリする様で、お手上げだった。

日本では、砂糖の効いた和菓子に抹茶、洋菓子に苦いコーヒー等でコントラストを楽しむのが普通であるが、イタリアの場合、食後のスイーツに添えて出される食後酒や、スプマンテは、それに負けずに甘いもの。食後のエスプレッソにも、たっぷり砂糖を入れないと飲めないらしい。それで口の中を甘ーく保って余韻を楽しむのであろうか。

久しぶりに頂き物のイチジクの手作りジャムを使ってタルトを作ったら、主人から、「甘すぎる」と文句が出た。しょうがないので事務所の所員様にと、翌日持って行ったら予想外の大ウケで、私が、「甘すぎないか。」と聞いても誰も縦に首を振る事はなく、あっという間に消えて無くなった。

主人は私に鍛えられたのだろうか。

材料
スパゲティ 400g
パルメザンチーズすりおろし 大さじ山盛り4-5
オリーブ油 大さじ3

作り方
1. しっかり塩を効かせた湯でパスタを茹でる。
2. 大きめのサラダボールにオリーブ油を入れ、ザルに空けたパスタを入れ、茹で上がり1分前にマグ一杯採っておいた茹で汁を少しづつ加えながら和え、粗熱が取れたらチーズを加えて滑らかに和える。 好みで黒胡椒を振る。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-03 22:05 | 食習慣の違い
2012年 10月 02日

ほうれん草のソテー

a0284638_2241877.jpg日本家庭でほぼ普通に普及しているウォシュレット。公共施設でも頻繁に使われているらしいが、この春、久しぶりに再会した東京の友人の話では、彼女を始め、周りでは、女性を中心に、有っても使っていない、ということである。私の母曰く、洗浄中の水の跳ねつけによる各種菌感染が問題になっている、と言う。

イタリアでは、レストランやドライブインなど、公共施設内のトイレには、便座なるワッパ自体が付いていない。もともと公共施設では乱暴に扱う人も多く、すぐ壊れるので、壊れた後、新しいものを取り付けないか、始めから付けない、という説もあるが、清潔面においては貢献していると、私は勝手に思う。付いている物が少ないと、掃除の小母さんの仕事も素早くて済むし、綺麗に掃除できる。しかも利用者は、女性でも尻を浮かせて用を足すため、触ることもない。もっとも小さい女の子連れの人にとっては困り物だが。

材料
ほうれん草 500g
牛乳 大さじ3
パルメザンチーズすりおろし 大さじ山盛り3
オリーブ油 大さじ3

作り方
1. しっかり塩を効かせた、たっぷりの湯でほうれん草を、沸騰してから10分間茹で、ザルで越して冷水にさらし、手でしっかり絞って水分を切り、2-3cmの長さに切る。
2. テフロンのフライパンにオリーブ油を入れ、ほうれん草を入れて中火にかけ、煮立ってきたら牛乳を加えて素早く全体をかき混ぜ、チーズを振り入れて一混ぜして皿に盛る。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-10-02 07:50 | 生活習慣
2012年 09月 30日

チョコサラミ

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地獄の入り口が、2つに分かれている。左が「生前、女房の尻に敷かれていた者」、右が「そうでない者」。左には長蛇の列、右には1人。天からその様子に気づいたゼウスが不思議に思い、右の男の元に舞い降りた。彼も正妻ヘラに尻に敷かれていた口である。「汝は如何にしてこちらの列にいるのか。」「女房にそうしろ、と言われたんだ。」

イタリア人夫婦は、結構、妻優勢、つまりかかあ天下が多いと聞く。もともと女性に甘い国であるので、家庭内における決断権というものは、男が握っているように見せかけて、実は奥方が自分のいいように導いている場合が多いそうである。

しかし、かつてのシチリアにおいては少し状況が違っていたらしい。亭主関白で有名だったそうで、まともな民法がこの国に存在しなかった、そう遠くない過去において、妻が夫に意見した、という理由で死刑にまで至った例もあるらしい。

材料
クッキー 200g 手で揉み砕く
溶かしバター 100g
ココア 50g
砂糖 50g

作り方
1. 材料を全て混ぜ、ラップを敷いた寿司用巻き簀で好きなサイズの直径にしっかり整え、冷蔵庫で冷やし固める。
2. 5-10mmに切る。

頂き物のクッキーや、買ったがイマイチ、という時に便利。また、好みでレーズンや砕いたナッツやチョコレートを混ぜてもいい。
ココアと砂糖の量は、使うクッキーの甘さによって随時調節する。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-30 07:00 | 生活習慣
2012年 09月 29日

フシッリのバターとセージ和え

a0284638_6122314.jpgイタリアの靴は、その高品質性と履き心地の良さで有名である。また、男女ともに、靴には金に糸目をつけない。同僚の女性は、靴のストック専用の小部屋を持っているぐらいである。

この国ではどこでも土足で、自宅から一歩外に出ると、夜、帰宅するまで靴を脱ぐ事はまずないので、ちょっと手のこんだ紐靴も大歓迎である。ローファーはかえって踵が足から外れて引きずって歩きざるを得ないから、あまり流行らない。柔らかいモカシンが、夏の間、素足に履かれる程度であるが、それも通勤に履いて行くことは滅多にない。

日本で、男性に人気がある靴、ローファー。日本では外出先でも靴を脱ぐ機会が多い。料理屋、居酒屋、寺などの観光地など。紐靴をその度にいちいちほどいて、また結んで、なんてちょっと面倒臭い。機能性が流行を左右するのも無理はない。

材料
フシッリ またはペンネなどのマカロニ 400g
バター 50g
セージの葉 生のもの 5ー6枚
パルメザンチーズ すりおろし 大さじすり切り6
黒胡椒 好みで少々

作り方
1. しっかり塩を効かせた湯でパスタを茹でる。
2. 大きめのサラダボールにバターを入れ、セージの葉をちぎって入れ、茹で上がりの1分前にマグ1杯採っておいた茹で汁を少しづつ加え、滑らかによく混ぜる
3. チーズを加えて一回しし、皿に盛る。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-29 05:42 | 憧れのイタリア人
2012年 09月 27日

パテ

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イタリアの高速道路は素晴らしい、という噂を、渡伊前に聞いた。当時、私は日本で二輪の運転免許しか持っていなかったし、2年間滞在のつもりで、こっちで二輪に乗るつもりも、普通免許を取るつもりもなく、あまり自分とは直接関係のない事であったので、都市計画の一部、としてちょっと覚えていた程度であった。

ところが実際こっちに来て、仕事の休みを利用してトスカナやエミリア、ウンブリア地方を電車で旅行しているうちに、ふと、そのことを思い出し、同僚のイタリア人に尋ねてみた。当時勤めていた某設計事務所の所員は、私の他に、シチリア島出身4人、イタリアのつま先のカラブリア出身1人、ナポリ1人、ローマ5人、東京1人であった。イタリア人所員は、全員ローマ以南の出である。

彼らは口を揃えて、「電車がうまく機能しないから自動車道路が発達した」と言っていた。 その当時、イタリア国内で移動をする時、所要時間が同じか長く、本数が非常に少なく、時間にルーズな電車より、好きな時に出発できて、好きなだけ荷物を持って、階段の上り下りも要らない自家用車での移動がほとんど選択技として圧勝していた。

例えばローマーミラノ間、580km。電車で6時間、高速で5時間。今のようにネズミ捕りもあまり普及していなかったから、4時間余でぶっ飛ばす人も少なくなかったと思われる。現在の夫の実家のあるプーリア、バルレッタまで、400km、電車で5時間、車で3時間半。そのバルレッタからミラノは840km、電車で途中、ボローニャ乗り換えで約7時間、車で7時間半。これは電車が勝ちだ。その頃、東京ー大阪間(520km)を、ひかりで3時間を切り、のぞみで2時間半、という記録が塗り替えられたばかりの日本から来た私にとってはちょっとしたショックであった。

無論、速さばかりを話題にして、この国の交通事情をけなし続けるつもりは毛頭ない。その当時は、電車料金はものすごく安かった。はっきり覚えていないが、ローマーミラノ間は、3000円位だった記憶がある。その後、特急列車であるインターシティー、ICができ、それなりに特急料金加算、値上げと続いたが、現在のユーロスター、イタロ誕生までは、電車賃の値上げばかりして、機能面は全く改良せず、と言われ続ける。

悪口を叩かれていた理由として、一つに、新しく出来たICは、出てすぐに発表される所要時間と、実際にかかる時間の差。公表される所要時間とは、出発点で電車の扉が閉まってから、到着点で扉が開くまでの時間でなければならない。ところが大抵、その時間になり、到着点の駅が見え始めた頃、車内アナウンスで「本日のご乗車、まことにありがとうございます。 間も無くローマ駅、"時間通り"の到着でございます。」

その直後、停まる。 信号待ちである。

イタリア人はせっかちであるから、もうそのアナウンスのかなり前から荷物を両手に持ち、通路に並んで立って待っている。早くて10分、遅くて20分ほど停止した後、ノロノロと運転を再開してやっとホームに入る。だから実際は10分から20分の遅着、である。それが普通だった。 そして新ダイヤ更新の度に、所要時間が引き延ばされる。遅れの公然化である。

もう一つは、イタリア国鉄が新車両を開発する時。 まず、ローマーミラノ間で使用される。それまで使われていた旧車両は、内部リニューアルさえ皆無のまま、ローマ以南の路線に回される。元同僚達は、「南部出身の自分達は臭いからそれでちょうどいい、」と皮肉る。このシステムは、現在でも使われているようだ。

材料
レバー (鶏、豚など。こちらでは仔羊やうさぎ肉などもよく使われる) ブツ切り 300g
玉ねぎ 粗い微塵切り 大2個
コニャック 約100-150cc

タイム、マヨラナ、ローズマリー、セージ 微塵切り 生のものがベター、各小さじ1
オリーブ油 大さじ6

作り方
1. 深めの小鍋で玉ねぎをオリーブ油で炒め、しんなり透き通ったら肉を加えて表面が白くなるまで中火で炒める。
2. コニャックを加え、強火で1ー2分、アルコール分を飛ばしたら火を弱め、ハーブを加えて蓋をして30分煮る。
3. 蓋を取って塩で濃いめに味を調整したら強火で水分をほぼ完全に飛ばし、火から下ろして粗熱をとって、フードプロセッサーかミニピーマーで滑らかにクリーム状にする。
4. バゲットなどを軽く焼いてたっぷりのせてカナッペに。

このままパクパク食べるものではないので、塩をしっかり効かせたい。油の量が多い、と文句が出そうだが、少ないと旨味が引き出されない料理もあり、前菜に少しだけパンにのせて食べるものなので、あまり気にする必要も無し、しかもオリーブ油は良品であればそんな心配は無用。

また保存する場合は再加熱し、沸騰した時点ですぐに瓶詰めして蓋をし、逆さにして常温になるまで置く。使う時は上5mm程を取り除く。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-27 15:44 | つぶやき
2012年 09月 26日

クレープのオーブン焼き

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先日、姉からメールがきた。 「フォカッチャ、日本で見るレシピに載ってるような、なんちゃってフォカッチャみたいなもんと比べて格段に美味しいわ。ただ、ちょっとオリーブ油が多すぎて、下の子は、一切れ食べ終わらないうちにギブアップだったわー。あんたの言うとおり、300cc入れたんだけどー。」

さ、さんびゃくしーしー? 確かにコップ一杯半、とは書いた。でも悪いのは私だ。コップ一杯=カップ一杯、すなわち200cc。ちなみにたった今、うちのコップにどれだけ入るのか量ってみた。すれすれまで入れて130cc。旅先で見つけたこの小ぶりで割れないコップ、かなり小さい。

イタリアに来て初めて覚えたティラミス。その後、何度か改良を加え、自分のレシピができる。1年後に帰省した時、早速姉に伝授したが、コニャックだかブランデーだか、はっきり記憶にないが、普通より多めに入れる私のレシピ、適当に、これぐらいか、と思って数字で示した量がかなり多かったようで、友人との集まりに作って持って行って、かなりひんしゅくを買ってしまったらしい。

もともと全て目分量で作ってしまう私。レシピを書く時も、実際量っている物は少ない。初めて作る料理のレシピには、やはり正確に分量を書くべきなんだなー、と、ティラミスのエピソードも思い出しながら、ちょっと反省、かなり反省。この場を借りて、

お姉ちゃん、ごめん!! 懲りずに挑戦してー!!

材料
全卵 3個
薄力粉 100g
牛乳 300cc
塩 ひとつまみ
溶かしバター 大さじ1.5

リコッタチーズ 300g
クタクタに茹でて固く絞ったほうれん草、みじん切り 300g
トマトソース 適量
モッツァレラチーズ 適量

作り方
1. 卵、小麦粉、牛乳をボールに入れて、滑らかになるまでかき混ぜ、1時間冷蔵庫で寝かせた後、常温に戻して溶かしバターを加える。
2. テフロンのフライパンに薄くバターを敷き、おたま8分目ぐらいのタネをすくって流し入れ、フライパンを回して広げて両面色よく焼く。2枚目からはバターは敷かない。
3. リコッタ、ほうれん草を混ぜ、クレープで、春巻きの要領で巻く。
4. オーブン皿にきっちりくっつけて並べ、(1段のみ) トマトソースをかけて、モッツァレラチーズをちぎって散らし、200度のオーブンで、チーズにほんのり焼き色がつくまで焼く。

リコッタチーズの代わりに豆腐でも代用できるかな。その場合、ちょっとだけパルメザンチーズかペコリーノチーズのすりおろしを混ぜ込んだ方がいいかもしれない。
トマトソースは、ホールトマト ミキサーで砕いたもの1kg、玉ねぎ中半分微塵切り、オリーブ油 大さじ5-6、それにトマトの酸味がきつい場合、小さじ1杯の砂糖を加えて弱火で半量になるまで煮詰める。玉ねぎを炒める必要なない。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-26 17:02 | つぶやき
2012年 09月 23日

ミートローフ

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ブログを立ち上げて日もないが、投稿の度に毎回思い出す映画がある。タイトルは忘れたが、ユマ・サーマン扮する、若き日に小説家を夢見ていた疲れた主婦ブロガーの、ある一日を描いた三流映画である。私はある日曜日の午後にたまたまテレビでみたが、日本でも公開されたのであろうか。ディテールに食い違いがあろうが、だいたいこのような話だった。

朝6時前に起きて家族の朝食を用意し、上の娘の着替えを手伝い、おやつをカバンに詰めて下の弟をおぶって娘を学校に送りにいく。家を出ると、車で市街の私立の学校に連れて行く自分の娘と同い年の娘を持つ隣の奥さんに、「あら、パジャマとスリッパでお出かけ?」と嫌味を言われ、慌てて戻って靴だけ履き替えて出かける。娘を無事学校に送り届けて、その日の午後予定している娘のバースデーパーティーの準備のため、あちこちスーパーを駆け回り、その間起こる数々の小ハプニングを乗り越え、何とか娘の下校時間に間に合わせて帰途につく。用事と用事の間に点けっぱなしのpcに向かって、主婦としてのつぶやき、疑問、怒りをブログにぶつける。汗だくになってパーティーの準備を無事済ませつつあったところに、飾り付けが一つ足りず、急遽、車に乗って急いで買いに行く。途中、髪の毛を振り乱して毎日が過ぎ、自分に向き合う余裕もなく、自分の存在が無意味に感じ、何もかもが嫌になり、そのまま家出を思いついてしまうが、市外へ出た途端、夫の電話を受ける。下の子が怪我をしただかなんだかで、ちょっとしたパニック。我に還ったように目覚め、急遽Uターンして家に戻るのである。パーティーの最中に夫と言い合いになり、「あなたは私のことを見向きもしなくなってしまった」「もう私のことなんてどうでもいいんだわ」的なセリフを連発。夫は「君は今のままで十分綺麗だよ」「そのままの君が好きなんだ」

度近眼メガネをかけて、髪の毛はバサバサ、化粧っ気なし。でも相手はユマ・サーマンであることには間違いない。その彼女に向かって「十分綺麗だよ」...。

なんとも贅沢な話である。

材料
合挽き肉 600g
硬くなったパン 10x10x10cm 水で柔らかくして硬く絞っておく
セージの葉 微塵切り 大さじ1
ペコリーノチーズすりおろし 80g
全卵 1個
白ワイン 30cc
オリーブ油 30cc
塩 小さじ1

じゃが芋 皮を剥いて5mmの薄切り 800g
オリーブ油 50cc
水 30cc
塩 小さじ1

作り方
1. 24-6cm程のグラタン皿などにじゃが芋の材料をいれて両手でザクザク混ぜ、180度のオーブンで焼く。
2. 肉の材料を混ぜ、粘り気が出るまでよく捏ね、断面が円形に近い小判形にまとめ、パン粉(分量外)を満遍なく降る。
3. ジャガイモが20分程過ぎた頃に、一度取り出してスープ用スプーンなどを2本使って下からかき混ぜ、肉を真ん中にのせて、更に約40分焼き、串で刺して滲み出る煮汁が透明になったら出来上がり。
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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-23 05:38 | つぶやき
2012年 09月 19日

アーティチョークの天婦羅

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老若男女、食事には必ず添えられるワイン。特に赤ワインは、その色のように、血に良いとまで言われ、他にもアルコールについて、いろいろな言われがあるので、一見、飲んだくれの集まりの国のようである。

ところが、実は酔っ払いはご法度である。酔っ払うまで飲むのは、人前で理性を失うことであり、大変なマナー違反だ、ということだ。北欧もそうだが、日本では、飲む=酔う、それがストレスの発散であり、翌日にはけろっと忘れたふりをして、前日の失態には目を瞑られる。イタリア人には他にストレスを発散できる方法があり、酔うまで飲む必要がないのではないだろうか。

普段、細かい事にもちゃんといちゃもんをつけ、自分の考えをある程度隠さず言う事ができる社会。彼らはディスカッションしているつもりでも、初めの頃は、みんな、怒っているのかと思ったし、仕事の席でも大声を張り上げてギャハハハ、と大笑いしているのを見て、とても直感的でリベラルな国だなあ、と思ったものだ。

しかし、かくいうイタリア人にはそれなりの言い分がある。彼らにとって、我々日本人は、いつでもクールにどんな問題でもさらっと解決できる特技を持っているそうである。いつも禅の精神で、何があってもうろたえず、思っていることを顔に出さずにスマートな生き方をしている、と。私にとっては、ほどほどに飲んで酔わずに理性を失わないイタリア人の方がかっこいいと思うのだけれど。

ところがベネチアに住む友人は、あの街は日本のようで居心地が良い、と。車の無い街、ベネチアでは、酔っ払って運河に落っこちることはあっても車にひかれる心配はないので、誰もかれも、ぐでんぐでんに酔って、道端で寝っ転がってる、と言うのである。

ちょっとイメージが崩れた。

材料
アーティチョーク 5本
全卵 2個
炭酸水又はビール 適量
薄力粉 適量
塩 少々
揚げ油(落下精油) 適量

作り方
1. アーティチョークの花の部分を横約半分に切り、先の方は捨てる。
2. 花の根元から茎を切り落とし、花弁の硬く紫色の部分を取り除き、縦7mm程度にスライスする。
3. 茎の皮を分厚く切り取り、縦4-5mm厚に切る。
4. 大きめのボウルに卵をとき、小麦粉、炭酸水を合わせて、日本の天ぷら衣よりやや濃いめの衣を作り、アーティチョークを加えて下からよく混ぜて、180度の油で揚げ、塩を降る。





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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-19 04:56 | 憧れのイタリア人
2012年 09月 18日

夏トマトのパスタ

a0284638_518434.jpg9月13日木曜日、息子の高校の新学期がスタートした。今年で2年生である。

今年の夏は普段とは違う夏を過ごした。6月10日で一年が終わり、3ヶ月の長い休みが訪れる。3ヶ月、長いようであるが、実は祝日が非常に少ないこの国、子供達にとっては必要な息抜きの時期である。もっとも、暑くて脳みそがパーになるほどなので、通学で、昼間、下手に出歩かない方が無難、ということでもあるのだろうか。一年を通して祝日は、1月1日、イースター(月曜日だけだが学校はその前後、計5日間)、5月1日(メーデー)、6月29日(ローマの守護聖人の日)、8月15日(いわゆる盆)、11月1日(ハロウィーン)、12月25日(クリスマス)、26日(聖ステファノの日)のみ。振り替え休日の制度も無い。

話を息子に戻す。この国には高校受験というものが無い。つい最近までは大学受験も無かった。成績に関係なく自由に高校を選べるが、それぞれの学校にレベルというものはちゃんとあるので、勉強を怠ると落第である。日本のように学校がかなりサポートしてくれて進級99.9%、なんてない。私が通っていた高校では3年間のうち、1年上級の人が1人、落第しただけである。息子が選んだ学校は、市内でも指折りの厳しい学校で、何を血迷ったか、願書締め切りぎりぎりに、下見もせずに決めた。ステータスシンボルのようなものなのだろうか。

1月末、前期が終わり、通知表を渡されて、かなりやばいことに気付く。6月の年度末の時点で3科目まで保留OK、9月始めに再試験があり、それをクリアーすれば無事進級できる。1月の時点で彼は、国語(であるイタリア語)、ラテン語、古代ギリシャ語、歴史+地理、英語の、5教科が、10段階で4、5、であった。6未満は単位として認められない。英語は、先生のせいだと言い張る。週1回、予約制で行われる教科ごとの個人面談に、足繁く通い、笑顔を振りまいてなんとか取り戻した。他の4教科はそんないい加減なことでは通用しない。主人が午後、仕事を休み、特訓することに決めた。昼ごはんの後、2時半にドラゴンボール(なぜかナルトとone pieceと並んでシックだと言われてもてはやされている)を観た後、夜10時過ぎまでみっちり勉強に励んだ。小学校1年生の頃からずっと続けているバスケもお預けである。

その甲斐があってか、国語以外は何とか6を付けられた。1科目であるが幅広い、国語。4、である。6月末までは、休息期間として自由にダラダラと過ごさせた。7月1ヶ月間で夏休みの宿題(かなりの量出される)を全て終わらせ、読書を残して8月の猛特訓。主人の両親の別荘で、義兄夫婦、義妹、義父がチューター役を務めてくれた。弁護士3人に、裁判官1人である。ただ一人、難は、義母であった。彼女は孫に非常に甘い。9時起き、朝食に続いて9時半から1時まで、叙事詩の勉強をし、昼ご飯、ドラゴンボールの後、海水浴に2時間だけ行ってリラックスし、夕方6時から晩御飯までの2時間余り、小論文書きである。再試験は小論文らしい、という噂を聞いて、こういう日程を立てた。

8月の最初の1週間は、私も一緒に別荘にお邪魔し、朝9時にちゃんと叩き起こして日程をクリアさせたが、盆休みも半分現場、半分休みの主人に付き合うために、1週間、ローマに私だけ戻った。途端に朝、起きなくなった。義母が、「かわいそうに、もうちょっと寝かせてあげなさい、」である。1週間過ぎて、私も仕事にそのまま戻ってもよかったのであるが、主人に「見張り役をしに戻れ」令を出されて、私だけまたプーリアに戻る。

毎朝義母の冷たい視線を浴びながら、叩き起こしを再開する。8月の最後の10日間は、その日程に、年間、読まなければいけなかった本を何冊か読む、という課題を増やした。だからドラゴンボールの後、みんなが海に行ってしまった後、木陰で読書である。理系頭の彼はページ数と時間を計算し、1冊にかかる時間を割り出して、忠実に従った。読み終わると汗ビッショリでぐったり、である。その後、みんなが待つ海岸へと2人で行き、日暮れまで休憩してまた小論文。

その甲斐あり、9月初めの再試験は、無事クリア。保留科目が出されても、出されずストレートで進級できても、とにかく毎年受験勉強さながらである。小学校5年、中学3年、高校5年、大学4年。確かに本当の意味での勉強ができるので、いいのかもしれないが、5年間も受験地獄が続くのであろうか。

日本の受験制度が懐かしい。

材料
プチトマト 2つ割 600g
バジルの葉 細かく手でちぎったもの 20g
ペコリーノチーズすりおろし 100g
オリーブ油 50cc
ペンネまたはリガトーニ 400g

作り方
1. トマト、ペコリーノチーズ、バジル、オリーブ油を大きなグラタン皿、或いはタルト皿などに入れて混ぜ、180度のオーブンで表面がきつね色になるまで焼き、茹でたパスタと和える。





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# by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-18 03:28 | 生活習慣