タグ:バジル ( 4 ) タグの人気記事


2012年 09月 18日

夏トマトのパスタ

a0284638_518434.jpg9月13日木曜日、息子の高校の新学期がスタートした。今年で2年生である。

今年の夏は普段とは違う夏を過ごした。6月10日で一年が終わり、3ヶ月の長い休みが訪れる。3ヶ月、長いようであるが、実は祝日が非常に少ないこの国、子供達にとっては必要な息抜きの時期である。もっとも、暑くて脳みそがパーになるほどなので、通学で、昼間、下手に出歩かない方が無難、ということでもあるのだろうか。一年を通して祝日は、1月1日、イースター(月曜日だけだが学校はその前後、計5日間)、5月1日(メーデー)、6月29日(ローマの守護聖人の日)、8月15日(いわゆる盆)、11月1日(ハロウィーン)、12月25日(クリスマス)、26日(聖ステファノの日)のみ。振り替え休日の制度も無い。

話を息子に戻す。この国には高校受験というものが無い。つい最近までは大学受験も無かった。成績に関係なく自由に高校を選べるが、それぞれの学校にレベルというものはちゃんとあるので、勉強を怠ると落第である。日本のように学校がかなりサポートしてくれて進級99.9%、なんてない。私が通っていた高校では3年間のうち、1年上級の人が1人、落第しただけである。息子が選んだ学校は、市内でも指折りの厳しい学校で、何を血迷ったか、願書締め切りぎりぎりに、下見もせずに決めた。ステータスシンボルのようなものなのだろうか。

1月末、前期が終わり、通知表を渡されて、かなりやばいことに気付く。6月の年度末の時点で3科目まで保留OK、9月始めに再試験があり、それをクリアーすれば無事進級できる。1月の時点で彼は、国語(であるイタリア語)、ラテン語、古代ギリシャ語、歴史+地理、英語の、5教科が、10段階で4、5、であった。6未満は単位として認められない。英語は、先生のせいだと言い張る。週1回、予約制で行われる教科ごとの個人面談に、足繁く通い、笑顔を振りまいてなんとか取り戻した。他の4教科はそんないい加減なことでは通用しない。主人が午後、仕事を休み、特訓することに決めた。昼ごはんの後、2時半にドラゴンボール(なぜかナルトとone pieceと並んでシックだと言われてもてはやされている)を観た後、夜10時過ぎまでみっちり勉強に励んだ。小学校1年生の頃からずっと続けているバスケもお預けである。

その甲斐があってか、国語以外は何とか6を付けられた。1科目であるが幅広い、国語。4、である。6月末までは、休息期間として自由にダラダラと過ごさせた。7月1ヶ月間で夏休みの宿題(かなりの量出される)を全て終わらせ、読書を残して8月の猛特訓。主人の両親の別荘で、義兄夫婦、義妹、義父がチューター役を務めてくれた。弁護士3人に、裁判官1人である。ただ一人、難は、義母であった。彼女は孫に非常に甘い。9時起き、朝食に続いて9時半から1時まで、叙事詩の勉強をし、昼ご飯、ドラゴンボールの後、海水浴に2時間だけ行ってリラックスし、夕方6時から晩御飯までの2時間余り、小論文書きである。再試験は小論文らしい、という噂を聞いて、こういう日程を立てた。

8月の最初の1週間は、私も一緒に別荘にお邪魔し、朝9時にちゃんと叩き起こして日程をクリアさせたが、盆休みも半分現場、半分休みの主人に付き合うために、1週間、ローマに私だけ戻った。途端に朝、起きなくなった。義母が、「かわいそうに、もうちょっと寝かせてあげなさい、」である。1週間過ぎて、私も仕事にそのまま戻ってもよかったのであるが、主人に「見張り役をしに戻れ」令を出されて、私だけまたプーリアに戻る。

毎朝義母の冷たい視線を浴びながら、叩き起こしを再開する。8月の最後の10日間は、その日程に、年間、読まなければいけなかった本を何冊か読む、という課題を増やした。だからドラゴンボールの後、みんなが海に行ってしまった後、木陰で読書である。理系頭の彼はページ数と時間を計算し、1冊にかかる時間を割り出して、忠実に従った。読み終わると汗ビッショリでぐったり、である。その後、みんなが待つ海岸へと2人で行き、日暮れまで休憩してまた小論文。

その甲斐あり、9月初めの再試験は、無事クリア。保留科目が出されても、出されずストレートで進級できても、とにかく毎年受験勉強さながらである。小学校5年、中学3年、高校5年、大学4年。確かに本当の意味での勉強ができるので、いいのかもしれないが、5年間も受験地獄が続くのであろうか。

日本の受験制度が懐かしい。

材料
プチトマト 2つ割 600g
バジルの葉 細かく手でちぎったもの 20g
ペコリーノチーズすりおろし 100g
オリーブ油 50cc
ペンネまたはリガトーニ 400g

作り方
1. トマト、ペコリーノチーズ、バジル、オリーブ油を大きなグラタン皿、或いはタルト皿などに入れて混ぜ、180度のオーブンで表面がきつね色になるまで焼き、茹でたパスタと和える。





.............................................
[PR]

by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-18 03:28 | 生活習慣
2012年 09月 17日

ジャガイモのオーブン焼き

a0284638_4532876.jpg
大学時代の友人が、長年続く旦那の両親と同居してあっぷあっぷ状態だと聞いた。

私が結婚した時、すでに主人のお兄さんは結婚して3年経っていた。当時、ようやくお義姉さんの妊娠が発覚し、それまで住んでいた1LDKの家が手狭になるので新居を購入、工事期間が2ヶ月程ずれ込み、その間、実家に居候することになった。お義兄さんは長男。そこで私は主人に、「この国では長男夫婦が両親と同居することはないのか。」と尋ねた。「どういうこと?」 そこで日本で未だに引き継がれている同居の習慣から、本家、分家、遺産相続に至るまで、延々と説明した。長男夫婦が両親と同居し、老後の世話もする代わりに、遺産は全て長男が戴く、というあれである。

それを知って3男である主人がまず怒ったのは言うまでもない。
そもそも老後の親の面倒は、子供達が平等に分け合ってするものであり、遺産も、特別に、特殊な家族構成、関係などが原因で、遺書に但し書きがしていない限り、子供達に均等に配分される。私の記憶では、社会科の授業で日本でも同じ様に法律で決められている、と習ったが、実際は昔からの風習というものがしつこく残っていて、前述のような習慣が当たり前と言われ、でも遺産は法律通り、等分に分配。嫁はたまったもんじゃない。

うちの主人曰く、結婚してから親と同居、なんて、彼の辞書には載っていない。
第一に、結婚して所帯を持ったのに、なぜ親から子供扱いされ続けんとばかりに同居しなきゃならんのだ、と。結婚というのは大人になる第一歩であり、親は親で、そうやって精神的に独り立ちした息子や娘と大人として対等に付き合うために、たとえ隣同士でも、距離をおいて生活をするのが、相手に対するマナーである、と。例えばもしもの時のために、家の鍵をそれぞれが交換してあっても、お互い、家にお邪魔する時には使わずに、ピンポンを押して「お邪魔」するのである。

また、マンマミーアで有名なイタリア人男から言われて、日本人男性はショックだろうが、好んで親と同居する様な男は親とのへその緒を切ることができない、母親依存だ、とも。

老後の面倒に至っては、両親、あるいは生き残った方の親の体の具合が悪くなっても、同居は滅多にせず、ヘルパーを雇うのが普通だ、と言うのである。私も長男の、ではないけれど、一応、嫁という立場なので、彼の両親の老後の世話をしている自分を想像してみた。できないことはないように思う。しかし自分がよぼよぼの婆さんになって、息子の嫁にシモの世話を…なんて、確かに考えるだけでぞっとする。

昔からの習慣を守り続け、使い果たされ、文句も言えずにヨレヨレになる長男のヨメ。何とかならんもんだろうか。

材料
じゃが芋(メークイン) 皮を剥いて5mm厚に切ったもの 1kg
プチトマト 2つ切り 300g
ズッキーニ 5mmの輪切り 2本
玉ねぎ 千切り 1/2個
ペコリーノチーズすりおろし 80g
バジルの葉 ちぎったもの 20g
塩胡椒 適量
オリーブ油 80cc
水 30cc

作り方
1. 材料を大きなグラタン皿、或いはタルト皿などに入れ、両手で下からザクザクかき混ぜる。
2. 平にならし、180度のオーブンで表面がきつね色になるまで約40分焼き、スプーンを2本使ってしたからかき混ぜ、更に20分、200度でこんがり焼く。
[PR]

by tomato-no-naru-ki | 2012-09-17 03:08 | 生活習慣
2012年 09月 11日

パッケリ コン ズッキーニ

a0284638_5332870.jpgニンニクという食材、日本でも口臭が気になる時には避けられるものである。

イタリアでは玉ねぎもその内に入る。だからサラダなんかに気軽に入れられないし、生でなくても、煮込み料理などにもあまり使われない。玉ねぎだけでなく、青ネギ、ポロ葱など、とにかくネギ属は避けられる。例えばトマトソース。料理に合わせてニンニクを使う時と玉ねぎを使う時があり、どちらも決してみじん切りなどにはしない。丸のまま煮込んで、煮終わったら取り出す。

それほど神経を使って邪魔者扱いされる玉ねぎであるが、実は玉ねぎそのものを主役にした料理、というのが結構ある。丸ごとオーブン焼きにしたり、小振りのものを甘酢煮込みにしたり、オムレツ、パスタ用のオニオンソース、また生で千切りにしてツナ缶とうずら豆の水煮と和えてサラダにしたり、ジャムにもなる。

普段、禁断の果実よろしく扱われているせいであろうか、そればかりは例外、とでも言わんばかりに食卓から早々と消え去るのである。レシピについては後日紹介しようと思う。

材料
パッケリ(大きいマカロニ) 400g
ズッキーニ 4本
バジルの葉 7-8枚
ニンニク 1かけ
オリーブ油 大さじ3
ペコリーノチーズすりおろし 大さじすり切り3
コショウ

作り方
1. ズッキーニに、斜めに細かく切れ目をいれて、3-4cmのざく切りにする。
2. しっかり塩を効かせた湯で、ズッキーニ(12-13分)とパスタを時間差で同じ鍋で茹でる。
3. 大きめのサラダボールに茹で上がったパスタ、ニンニクを包丁の背で半潰しにして入れ、オリーブ油、バジル、コショウ少々加えて、大きなスプーン2本を使って、ズッキーニを崩しながら、下からざっくりまぜる。
4. チーズをふりかけ、さっと混ぜて出来上がり。
[PR]

by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-11 00:59 | 食習慣の違い
2012年 09月 06日

ジェノベーゼ

a0284638_1993666.jpg
交差点で信号が青に変わり、曲がる。当然、反対側の信号は赤。この国の人、横断中の歩行者がいなくても、目の前の信号が青になるまで待つ。息子が8歳ぐらいの頃、朝、歩いて学校まで送って行く時に必ず通る交差点があり、ほぼ100%の車がそうやって止まっていた。私が、「バカだねー、なんでいつまでも止まって待ってんの。」と言うと、息子は、「いや、赤だから止まってるんだよ。」朝からちょっとした口論になった。ちょうど通学時間帯に出没する交通整理のおまわりさんに、揃って聞いてみることにした。彼は「(日本と同じように)交差点内には止まらずに、歩行者がいなければ通過するのが当たり前さ。」と鼻で笑う。「ならアホみたいに止まってる車に動くように指示すればいいじゃん!」と言いたいところをぐっとこらえた。

交通整理のおまわりさん、仕事は交通整理と、交通違反の切符切り。ここは首都であり、バチカン市国を抱える、一応大都市(一応、と書くのには意味がある。いつかまた説明することにする)。政治家の車が通ったり、法王のセレモニーが行われたり、デモ行進があったりすると、交通整理、と名打って、パトカーで道を塞いで通行止めをし、その前に2ー3人で立ちはだかり、立ち止まる車に一台一台道案内をする。毎度、迂回コースは同じなのに、迂回説明のプラカードなんて無い。その間、例えば駐禁の切符切りはお休みである。バス停に停めようが、歩道に乗り上げようが、パトカーの前にたむろしているおまわりさんは知らんぷりである。彼らは忙しくてそこまで手が回らない、というのでは決してなく、彼らの管轄外だからである。彼らは道をふさぐのが仕事であり、駐禁を取るのが役目ではない。しかも、通せんぼしているおまわりさんに、可愛くお願いすると、通してくれることもしばしばである。大抵、女性ドライバーは男のおまわりさんを、男性ドライバーは、可愛い方の(大概、ブスと美人が組んで配属されるようだ)女性おまわりさんを選んで話しかけると、ある程度は聞き入れてもらえる。

いいかげんな国である。

材料
バジルの葉 枝を除いた正味20g
松の実 大さじすり切り1
オリーブ油 適量
パルメザンチーズすりおろし 適量
ニンニク 5-6mm角 1個

リングイネ(断面が楕円形のスパゲティ) 400g
インゲン 200g
じゃが芋(メークイン) 中2個 皮を剥いてくし切り

作り方
1. バジルの葉を、塩水に5分間漬ける。
2. 水気をよく切り、ミニフードプロセッサーに入れ、ミキサーの底に半円を描く程度の量のオリーブ油を加え、ニンニクも加えて断続的にミキサーにかける。継続してかけると、熱を帯びて、内容物が温まってしまい、バジルの香りが落ちるので注意。
3. 松の実を加え、更に5秒間回す。
4. パルメザンチーズを小さじ1杯ずつ加え、味をみながらミキサーを回し、ほんの少しパルメザンの香りがするようになったら出来上がり。
5. たっぷりの湯を沸かし、海水程度の濃度になるよう、塩を加える。
6. 沸騰したら、時間差でインゲンとジャガイモ、パスタを加えていく。インゲンは15分、ジャガイモは8-10分、パスタは袋に書いてあるとおり。
7. 茹で上がったらマグ1杯のゆで汁を取っておき、一気にザルに空け、湯を切る。
8. 大きめのサラダボールにパスタと野菜を入れ、ペーストをかけてゆで汁を大さじ3杯ほど入れて、2本のスープ用スプーンで、底からざっくり混ぜる。必要であればゆで汁を加え、滑らかに和える。




…………………………
[PR]

by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-06 06:23 | いいかげんだなぁ。