とまとの成る木

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2012年 09月 14日

イカの詰め物

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卵の匂いというものが敬遠されるのはこの国だけだろうか。

朝、スクランブルエッグや目玉焼きを作ると、朝っぱらから!! と嫌な顔をされる。卵は朝食べるものではなく、夜、お腹が空いたが料理をする気がない時などに仕方なく使う食材、と言ったものの様だ。それも夫やその家族が朝、卵を食べる習慣がないから、というだけでもないらしい。ある日本人の友達がお世話になっていたナポリのホームステイ先の家でも同じ扱いで、たまにそうやって卵を食べると、お母さんは食事の後、真冬でも家じゅうの窓を開け放し、コンロの周りを、すり減るかと思うほどゴシゴシ洗って匂い、いや、臭いを取らなければ寝床につかなかった、と言っていた。

朝食と言えば、この国ではカフェ・ラッテに、クッキーをぴちゃぴちゃ浸してズビッと柔らかくなったところを口に放り込む。クッキーのメーカーや種類によって、しみ込む速さが違い、早すぎると固いまま、つけ過ぎると浸した部分がそのままカフェラッテの海の中に沈み込み、あわててスプーンで掬わざる負えなくなる。最初は甘いものを朝に、ということ自体、かなり抵抗があったが、やってみると、子供の頃を思い出すようで、結構病みつきになる。姉がよく、小さい頃、朝食に、前日の残りのケーキなどを嬉しそうに頬張っていたのを、「よくそんな、朝から甘いもん..。」と思いながら見ていたが、この国ではむしろ、それが普通。晩御飯の後のケーキを、「あとは明日の朝のために、」と、わざわざとって置くほどである。バールなどでかっこ良く、カプチーノにコルネット(イタリアのクロワッサン)などをカウンターで頬張るのが普通、と思われている、実はその前に家で、パジャマのままで目をこすりながらする朝食が、これである。

卵の話に戻って、風邪などで熱っぽい時など、おかゆに卵を落としてフーフー、というのは彼らにとっては胃にもたれるらしく、米粒ほどのサイズのパスタをゆで汁と共にスープ皿に盛り、パルメザンチーズである。夫が初めて作ってくれた時は、嬉しかったが正直にお断りした。

材料
剣先イカ 150g前後のもの 12杯
車エビ 4匹
全卵 1個
パン粉 大さじすりきり3杯
塩コショウ
ニンニク
オリーブ油 大さじ3
白ワイン、又は日本酒 60cc

1. イカの脚を取り、骨をとって頭の中を冷水できれいに洗う。
2. 殻を取って背わたを取ったエビと、イカの脚を合わせて刻み、パン粉、卵、塩、コショウ、パセリを加えてよく混ぜる。
3. イカの頭の中に2を詰め、爪楊枝で閉じて、軽く塩を降る。
4. フライパンにオリーブ油をしき、ニンニクを包丁の背で軽く叩いて皮をむき、炒める。
5. ニンニクがきつね色になったら取り出し、イカを両面、色よく焼き、白ワインを加えて蓋をして弱火で20分煮込む。
6. 蓋をとって強火にし、振り混ぜながら水分がほとんど飛んで、とろみが出たら出来上がり。
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by Tomato-no-naru-ki | 2012-09-14 05:30 | 食習慣の違い


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