1 2012年 09月 23日
![]() 朝6時前に起きて家族の朝食を用意し、上の娘の着替えを手伝い、おやつをカバンに詰めて下の弟をおぶって娘を学校に送りにいく。家を出ると、車で市街の私立の学校に連れて行く自分の娘と同い年の娘を持つ隣の奥さんに、「あら、パジャマとスリッパでお出かけ?」と嫌味を言われ、慌てて戻って靴だけ履き替えて出かける。娘を無事学校に送り届けて、その日の午後予定している娘のバースデーパーティーの準備のため、あちこちスーパーを駆け回り、その間起こる数々の小ハプニングを乗り越え、何とか娘の下校時間に間に合わせて帰途につく。用事と用事の間に点けっぱなしのpcに向かって、主婦としてのつぶやき、疑問、怒りをブログにぶつける。汗だくになってパーティーの準備を無事済ませつつあったところに、飾り付けが一つ足りず、急遽、車に乗って急いで買いに行く。途中、髪の毛を振り乱して毎日が過ぎ、自分に向き合う余裕もなく、自分の存在が無意味に感じ、何もかもが嫌になり、そのまま家出を思いついてしまうが、市外へ出た途端、夫の電話を受ける。下の子が怪我をしただかなんだかで、ちょっとしたパニック。我に還ったように目覚め、急遽Uターンして家に戻るのである。パーティーの最中に夫と言い合いになり、「あなたは私のことを見向きもしなくなってしまった」「もう私のことなんてどうでもいいんだわ」的なセリフを連発。夫は「君は今のままで十分綺麗だよ」「そのままの君が好きなんだ」 度近眼メガネをかけて、髪の毛はバサバサ、化粧っ気なし。でも相手はユマ・サーマンであることには間違いない。その彼女に向かって「十分綺麗だよ」...。 なんとも贅沢な話である。 材料 合挽き肉 600g 硬くなったパン 10x10x10cm 水で柔らかくして硬く絞っておく セージの葉 微塵切り 大さじ1 ペコリーノチーズすりおろし 80g 全卵 1個 白ワイン 30cc オリーブ油 30cc 塩 小さじ1 じゃが芋 皮を剥いて5mmの薄切り 800g オリーブ油 50cc 水 30cc 塩 小さじ1 作り方 1. 24-6cm程のグラタン皿などにじゃが芋の材料をいれて両手でザクザク混ぜ、180度のオーブンで焼く。 2. 肉の材料を混ぜ、粘り気が出るまでよく捏ね、断面が円形に近い小判形にまとめ、パン粉(分量外)を満遍なく降る。 3. ジャガイモが20分程過ぎた頃に、一度取り出してスープ用スプーンなどを2本使って下からかき混ぜ、肉を真ん中にのせて、更に約40分焼き、串で刺して滲み出る煮汁が透明になったら出来上がり。 ■
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by Tomato-no-naru-ki
| 2012-09-23 05:38
| つぶやき
2012年 09月 17日
![]() 私が結婚した時、すでに主人のお兄さんは結婚して3年経っていた。当時、ようやくお義姉さんの妊娠が発覚し、それまで住んでいた1LDKの家が手狭になるので新居を購入、工事期間が2ヶ月程ずれ込み、その間、実家に居候することになった。お義兄さんは長男。そこで私は主人に、「この国では長男夫婦が両親と同居することはないのか。」と尋ねた。「どういうこと?」 そこで日本で未だに引き継がれている同居の習慣から、本家、分家、遺産相続に至るまで、延々と説明した。長男夫婦が両親と同居し、老後の世話もする代わりに、遺産は全て長男が戴く、というあれである。 それを知って3男である主人がまず怒ったのは言うまでもない。 そもそも老後の親の面倒は、子供達が平等に分け合ってするものであり、遺産も、特別に、特殊な家族構成、関係などが原因で、遺書に但し書きがしていない限り、子供達に均等に配分される。私の記憶では、社会科の授業で日本でも同じ様に法律で決められている、と習ったが、実際は昔からの風習というものがしつこく残っていて、前述のような習慣が当たり前と言われ、でも遺産は法律通り、等分に分配。嫁はたまったもんじゃない。 うちの主人曰く、結婚してから親と同居、なんて、彼の辞書には載っていない。 第一に、結婚して所帯を持ったのに、なぜ親から子供扱いされ続けんとばかりに同居しなきゃならんのだ、と。結婚というのは大人になる第一歩であり、親は親で、そうやって精神的に独り立ちした息子や娘と大人として対等に付き合うために、たとえ隣同士でも、距離をおいて生活をするのが、相手に対するマナーである、と。例えばもしもの時のために、家の鍵をそれぞれが交換してあっても、お互い、家にお邪魔する時には使わずに、ピンポンを押して「お邪魔」するのである。 また、マンマミーアで有名なイタリア人男から言われて、日本人男性はショックだろうが、好んで親と同居する様な男は親とのへその緒を切ることができない、母親依存だ、とも。 老後の面倒に至っては、両親、あるいは生き残った方の親の体の具合が悪くなっても、同居は滅多にせず、ヘルパーを雇うのが普通だ、と言うのである。私も長男の、ではないけれど、一応、嫁という立場なので、彼の両親の老後の世話をしている自分を想像してみた。できないことはないように思う。しかし自分がよぼよぼの婆さんになって、息子の嫁にシモの世話を…なんて、確かに考えるだけでぞっとする。 昔からの習慣を守り続け、使い果たされ、文句も言えずにヨレヨレになる長男のヨメ。何とかならんもんだろうか。 材料 じゃが芋(メークイン) 皮を剥いて5mm厚に切ったもの 1kg プチトマト 2つ切り 300g ズッキーニ 5mmの輪切り 2本 玉ねぎ 千切り 1/2個 ペコリーノチーズすりおろし 80g バジルの葉 ちぎったもの 20g 塩胡椒 適量 オリーブ油 80cc 水 30cc 作り方 1. 材料を大きなグラタン皿、或いはタルト皿などに入れ、両手で下からザクザクかき混ぜる。 2. 平にならし、180度のオーブンで表面がきつね色になるまで約40分焼き、スプーンを2本使ってしたからかき混ぜ、更に20分、200度でこんがり焼く。 ■
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by tomato-no-naru-ki
| 2012-09-17 03:08
| 生活習慣
2012年 09月 13日
![]() その水の底に、ゴロゴロゴロゴロ、ウOOの様なものが散らばっている。時々よそから友人が遊びにきたりして一緒に海水浴を楽しむが、彼らも必ずその存在に気付き、初めは気味悪がる。私が初めてここに海水浴に来た時、もしや、と思い、いくつか採集して、日本にいる母に、百科事典のページをコピーしてファックスで送ってもらった。(当時は、まだEメール、それも携帯電話で写メールなんぞ、考えられもしない頃である) ナマコ。 食べられる種類と、そうでない種類とがあるらしく、採集したのは、どうも食べられる種類のようだ。「日本ではものすごく高級な食材だ」と言うと、主人の叔母さんや、従兄弟達がこぞって、「ビジネス、ビジネス、いくらで売れるの?」と訊く。その前にひとまず味を見てみよう、ということになり、身を守るためにカチンコチンになったナマコを家に持って帰って、キュウリと合わせて酢の物にすることにした。薄切りにしようと、包丁で切ろうとした途端、口だかお尻の穴だかからブチューッとヌルヌルしたものを吐き出した。日本で3大珍味に数えられる、コノワタ、というやつである。辞典の説明を読むと、ひとまず、他の魚などに噛みつかれたらカチカチになり、歯が立たなくなった魚は諦める。それでもしつこく食いついてくる食いしん坊の魚に対して、そうやって内臓を吐き出して、びっくりさせようという魂胆らしい。身を薄く切り、キュウリの塩もみと一緒に酢で和えた。食感を楽しむ、とは言えども、全く味のしない軟骨のよう。どうも活きが良すぎたようだ。 残念ながら、ビジネスの話はそれっきり、されなくなった。 材料 タコ 1kg じゃが芋 中5個 イタリアンパセリ 少々 オリーブ油 大さじ5 黒胡椒 少々 作り方 1. タコを30ー40分、串を刺して柔らかくなるまで茹でたら、ザルに空ける。 2. じゃが芋の皮を剥いて2cm角に切り、塩茹でする。 3. 熱い内にタコを2ー3cmのぶつ切りにしてこれまた熱いじゃが芋と一緒にボウルに移し、オリーブ油、パセリのちぎったもの、コショウを加えて2本のスープ用スプーンでしたからざっくり混ぜる。 ■
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by Tomato-no-naru-ki
| 2012-09-13 06:06
| 季節の便り
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